【2026年最新】高還元サブカードは本当に必要?三井住友NL・三菱UFJ・JCBを実際の利用額で比較

クレジットカードを調べていると、

  • 対象店で7%還元
  • 最大10%超
  • コンビニや飲食店で高還元

といったカードをよく見かけます。

特に最近よく話題になるのが、

  • 三井住友カード(NL)
  • 三菱UFJカード
  • JCBカードS/JCBカードW

です。

どれも、普段使いのメインカードというより、

「特定のお店だけで高還元を狙う局地戦カード」

として使いやすいカードです。

我が家では普段、Marriott Bonvoy アメックス・プレミアムをメインカードにしています。

年間500万円決済でMarriott Bonvoyのプラチナエリートを目指していることに加え、Marriott BonvoyポイントをJALマイルへまとめて交換すると、実質的に約1.25%のJALマイル還元を狙えるためです。

そこで、

「普段はMarriott、明らかに還元率が高い店だけ別カードにした方が得では?」

と考え、この3系統のカードを比較してみました。

話題の局地戦カード3系統を比較

カード 年会費 基本還元率 高還元時 貯まるポイント 特徴
三井住友カード(NL) 無料 0.5% 対象店で7% Vポイント 対象店が多く、日常使いしやすい
三菱UFJカード 無料 0.5% 対象店で7% グローバルポイント コンビニ・寿司・外食に強い
JCBカードS 無料 0.5% 最大20倍=10%相当 J-POINT 対象店はやや絞られるが高倍率
JCBカードW 無料 1.0% 最大21倍=10.5%相当 J-POINT 39歳以下のみ発行できる

どのお店で高還元になる?3カードを比較

日常で使いやすい店舗を中心に見ると、違いはこんな感じです。

店舗 三井住友カード(NL) 三菱UFJカード JCBカードS/W
セブン‐イレブン 7% 7% 3倍/Wは4倍
ローソン 7% 7% ―
ファミリーマート ― ― ―
マクドナルド 7% ― 20倍/Wは21倍※
モスバーガー 7% ― ―
ケンタッキー 7% ― ―
吉野家 7% ― 20倍/Wは21倍
すき家 7% ― 20倍/Wは21倍
サイゼリヤ 7% ― ―
ガスト 7% ― 20倍/Wは21倍
バーミヤン 7% ― 20倍/Wは21倍
しゃぶ葉 7% ― ―
はま寿司 7% ― ―
くら寿司 ― 7% ―
スシロー ― 7% ―
ピザハットオンライン ― 7% ―
ゼッテリア ― 7% ―
サンマルクカフェ ― ― 20倍/Wは21倍
ドミノ・ピザ ― ― 20倍/Wは21倍

※JCBのマクドナルドでの高倍率は、モバイルオーダー・マックデリバリーなど所定の利用方法が対象です。また、JCBのJ-POINTパートナーでは事前のポイントアップ登録が必要になる場合があります。

この表を見ると、

  • 三井住友カード(NL)は対象店の広さ
  • JCBは特定店舗での高倍率
  • 三菱UFJカードは寿司・コンビニ・ピザなどの使いやすさ

がそれぞれ特徴だと分かります。

三井住友カード(NL)|対象店が多く、日常使いしやすい

三井住友カード(NL)の一番の魅力は、

対象になるコンビニ・飲食店がかなり多いこと

です。

セブン‐イレブン、ローソン、マクドナルド、モスバーガー、ケンタッキー、吉野家、サイゼリヤ、ガスト、すき家、はま寿司など、普段の生活で利用しやすい店舗が多くあります。

対象店舗で所定のスマホタッチ決済やモバイルオーダーを利用すると、7%還元を狙えます。

Vポイントを普段から貯めている人や、

毎日のランチ・コンビニ利用が多い人には非常に使いやすいカード

だと思います。

JCBカードS・W|対象店は絞られるが、ハマれば非常に強い

JCBには、

  • JCBカードS
  • JCBカードW

があります。

JCBカードSは基本還元率0.5%。

JCBカードWは基本還元率1%で、申込年齢は18~39歳です。

JCBの特徴は、

対象店舗の数は三井住友カードほど多くない一方、対象店では倍率が非常に高い

ことです。

たとえば20倍対象店なら、

  • JCBカードS:20倍=10%相当
  • JCBカードW:21倍=10.5%相当

になります。

そのため、

マクドナルドや吉野家など、自分がよく使う店が高倍率対象なら、非常に魅力的なカード

です。

※マクドナルドでは、モバイルオーダー・マックデリバリーなど所定の利用方法が高倍率の対象です。

三菱UFJカード|対象店舗なら7%、条件次第で最大20%

三菱UFJカードも年会費無料です。

基本還元率は0.5%ですが、対象店舗では7%相当のポイント還元になります。

対象には、

  • セブン‐イレブン
  • ローソン
  • くら寿司
  • スシロー
  • ピザハットオンライン
  • ゼッテリア
  • 松屋・松のや
  • 上島珈琲店
  • カフェ・ド・クリエ

などがあります。

さらに、「ポイントアッププログラム」の条件を達成すると、対象店舗で最大20%相当まで還元率を上げることができます。

ポイントアッププログラムに参加するには、まずカードの支払口座を三菱UFJ銀行に設定し、MDCアプリからエントリーする必要があります。

そのうえで、

  • 三菱UFJ銀行で給与・年金を受け取る
  • 毎月5万円以上カードを利用する
  • Apple Pay(QUICPay)など対象の決済を利用する
  • 携帯電話料金や電気料金など対象サービスをカード払いにする
  • Appleのサービス、Hulu、日経電子版、Uber Oneなど対象サービスを利用する

など、条件を達成することで還元率が上がります。

そのため、

普段から三菱UFJ銀行をメイン銀行として使っている人や、給与振込・各種固定費などを三菱UFJグループにまとめている人は、比較的条件を達成しやすく、かなり魅力的なカード

だと思います。

一方、我が家の場合は、JALマイルを貯めるためだけに銀行や各種サービスまで三菱UFJに変更する予定はありません。

そのため今回の比較では、無理に最大20%を狙わず、

「三菱UFJカード=対象店舗で7%還元」

として考えます。

※7%還元・ポイントアッププログラムには、対象店舗の利用額について所定の集計期間ごとに上限があります。

では、我が家の場合はどうする?

ここからが本題です。

カードとして魅力があっても、

自分が実際にその店を使わなければ意味がありません。

そこで、我が家が実際に使いそうなお店を抜き出してみました。

我が家が使いそうな店舗で比較

店舗 三井住友カード(NL) 三菱UFJカード JCBカードS/W
マクドナルド 7% ― 20倍/Wは21倍※
吉野家 7% ― 20倍/Wは21倍
セブン‐イレブン 7% 7% 3倍/Wは4倍
ローソン 7% 7% ―
くら寿司 ― 7% ―
スシロー ― 7% ―
ピザハットオンライン ― 7% ―
ゼッテリア ― 7% ―

※マクドナルドのJCB高倍率は、モバイルオーダー・マックデリバリーなど所定の利用方法が対象です。

こうして見ると、我が家で使えそうなのは、

JCB

  • マクドナルド
  • 吉野家

三菱UFJカード

  • セブン‐イレブン
  • ローソン
  • くら寿司
  • スシロー
  • ピザハットオンライン
  • ゼッテリア

あたりです。

まず三井住友カード(NL)は候補から外した

三井住友カード(NL)は、対象店も多く、カードそのものは非常に魅力的です。

ただし我が家の目的は、

JALマイルを貯めること

です。

三井住友カードで貯まるのはVポイントです。

Vポイントはそのまま使いやすく、Vポイントをメインで貯めている人には非常に便利です。

一方、JALマイルへ効率よく集約しようとすると、ポイント交換ルートを工夫する必要があります。

我が家では、

そこまで交換ルートを複雑にしたくない

と考えました。

そのため、

三井住友カード(NL)はまず候補から外しました。

これはカードが悪いという意味ではなく、

「我が家の出口がJALマイルだから」

です。

Vポイントをメインで貯めている人なら、逆に三井住友カード(NL)はかなり有力だと思います。

残ったのはJCBと三菱UFJカード

JCBのJ-POINTと、三菱UFJカードのグローバルポイントは、どちらもJALマイルへ交換できます。

そこで、

「Marriott Bonvoy アメックスのJALマイル還元率約1.25%を上回る店舗だけ、サブカードに切り替える」

と考えました。

JCBは「5倍以上」ならMarriottを上回る

JCBカードSを基準にすると、

JCB倍率 JALマイル換算 Marriott約1.25%との比較
2倍 約0.6% Marriottが上
3倍 約0.9% Marriottが上
4倍 約1.2% Marriottがわずかに上
5倍 約1.5% JCBが上
10倍 約3.0% JCBが上
20倍 約6.0% JCBが大きく上

そのため、

我が家ではJCBは5倍以上の対象店だけ検討

としました。

実際に我が家で使いそうな5倍以上の店舗は、

マクドナルド(所定のモバイルオーダー等利用時)と吉野家くらい

でした。

三菱UFJカードは対象店なら約2.8%

三菱UFJカードは対象店舗で7%相当。

JALマイルに交換すると、約2.8%相当になります。

Marriottの約1.25%と比べると、

約2倍以上のマイル還元率

です。

そのため対象店舗なら、

三菱UFJカードを使う意味は十分ある

と考えました。

実際にどれだけマイルが増えるのか計算してみた

ここまで見ると、

「JCBと三菱UFJカードを作ればいいのでは?」

と思います。

そこで実際の利用額を入れて計算してみました。

JCB対象店を月1回・3,000円利用

家族で月1回、

マクドナルドか吉野家で3,000円利用するとします。

年間では、

36,000円

です。

Marriott約1.25% JCBカードS約6% JCBカードW約6.3%
年間獲得マイル 約450 約2,160 約2,268
Marriottとの差 ― +約1,710 +約1,818

三菱UFJ対象店を月5,000円利用

くら寿司、スシロー、ピザハットオンライン、コンビニなどで、

合計月5,000円利用するとします。

年間では、

60,000円

です。

Marriott約1.25% 三菱UFJ約2.8%
年間獲得マイル 約750 約1,680
Marriottとの差 ― +約930

2枚作っても年間の上乗せは約2,600~2,800マイル

JCBと三菱UFJカードを両方使った場合、年間の上乗せはおよそ、

約2,600~2,800マイル

です。

1マイルを2~3円程度の価値で使えたとすると、

約5,000~8,000円相当

です。

決して小さい金額ではありません。

ただしそのために、

  • カードを2枚増やす
  • どの店でどのカードを使うか覚える
  • ポイントを別々に管理する
  • マイルへ移行する

という手間も増えます。

我が家は結局、サブカードを作らないことにした

我が家の場合、

コンビニはそれほど使いません。

家族での外食も月1~2回程度です。

マクドナルド、吉野家、くら寿司、スシローなども、

毎週利用するようなヘビーユーザーではありません。

そのため、

年間2,600~2,800マイル程度の上乗せのためにカードを2枚増やすより、Marriott Bonvoy アメックスに集約する

という結論になりました。

ただし、こんな人なら高還元サブカードは十分あり

今回、我が家ではサブカードを作らないことにしました。

ただし、これはあくまで我が家の利用頻度ではメリットがそこまで大きくなかったからです。

次のような人であれば、高還元サブカードを検討する価値は十分あります。

  • コンビニをほぼ毎日のように利用する
  • マクドナルド、吉野家、すき家、ガスト、くら寿司、スシローなど対象店舗を頻繁に利用する
  • ポイントの出口をマイルだけに限定していない
  • カードを複数枚使い分けることが苦にならない

たとえば、毎日の昼食をセブン‐イレブンやローソンで購入する人。

会社の近くに吉野家やガストがあり、週に何度も利用する人。

家族でくら寿司やスシローを頻繁に利用する人。

こうした人の場合、対象店舗での年間利用額が大きくなるため、高還元サブカードを使う効果もかなり大きくなります。

一方で、我が家のようにコンビニはあまり利用せず、外食も月に1〜2回程度であれば、年間で増えるポイントはそこまで大きくありません。

そのため、

「高還元だから作る」のではなく、「自分が対象店舗で年間どれくらい使うか」を確認してから判断する

のがおすすめです。

還元率ではなく「自分が年間いくら使うか」で考える

今回比較してみて、一番大切だと思ったのは、

「最大○%」という数字だけでカードを選ばないこと

です。

同じ7%還元でも、

対象店舗で年間1万円しか使わない人と、

年間30万円使う人では、

カードを持つ価値がまったく違います。

そのためカードを作る前に、

  1. 自分がよく使う店を書き出す
  2. その店で年間いくら使うか考える
  3. 今のメインカードとの差を計算する
  4. 増えるポイントと手間を比較する

という順番で考えるのがおすすめです。

我が家の場合は、その結果、

Marriott Bonvoy アメックス・プレミアムへの集約を続ける

という結論になりました。

一方、対象店舗の利用頻度が高い人なら、

三井住友カード(NL)・三菱UFJカード・JCBカードを局地的に使う

という方法は、十分検討する価値があると思います。

この記事が、
家計を整えるきっかけになれば嬉しいです。

 

1級FP 磯山裕樹

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