頭金は入れたほうがいい? 僕が「頭金は少なめ」をおすすめする理由

マイホームを考え始めると、
「頭金はどれくらい必要?」
「できるだけ入れたほうが安心?」
「どれくらい残しておくべき?」
と悩む人は多いです。

個人的には、
「頭金は可能な限り少なくする」
考え方です。

今回は、
「頭金をいくら入れるか?」
を決めるために、
「なぜ僕が頭金少なめをおすすめするのか?」
を整理していきます。

まず結論

個人的には、
「現金で支払いが必要なもの」を確認し、
それ以外は、基本フルローン

くらいでよいと考えています。

例えば、
•登記費用
•印紙代
•仲介手数料
•手付金
などは、
現金で必要になることが多いです。

一方で、
•建物
•土地
•外構
などは、
住宅ローンを活用できるケースもあります。

僕が「頭金少なめ」をおすすめする理由

僕が「頭金少なめ」をおすすめする理由は次の4つです。

① 繰上返済はいつでもできる

頭金は、
「最初にしか入れられない」
わけではありません。

途中でお金に余裕ができたら、
繰上返済をすれば、
後から返済額を減らすことができます。

一方で、
「最初に頭金を入れすぎた」
場合、後からそのお金を戻すことはできません。

そのため、
「まずは少なめ」
で考えるほうが、
家計の自由度は高いと思っています。

② 住宅ローン控除を活用しやすい

住宅ローン控除は、
「住宅ローン残高」
に対して適用
されます。

つまり、
頭金を多く入れる

借入額が減る

住宅ローン控除も減る
可能性があります。

③ 資産運用とのバランス

住宅ローン金利より、
高い利回りで運用できるのであれば、
理論上は、「急いで返済しない」
考え方もあります。

例えば、
•住宅ローン金利:2%
•資産運用:5%
だった場合。

手元の1,000万円を頭金に使うと、
確実に約20万円
(1,000万円 × 2%)
の利息は減ります。

一方で、
その1,000万円を5%で運用できれば、
約50万円(1,000万円 × 5%)
の利益になる可能性があります。

つまり、
約30万円分の利益機会
を失う考え方もできます。

もちろん、
資産運用にはリスクがあります。
そのため、
「投資したほうが得!」
という話ではなく、
「家計全体でどう考えるか」
が大切です。

頭金多めが向いている人

基本的には、
頭金は少ないほうがよいと考えています。

ただし、
次のような人は、
頭金を多めにする考え方も合っています。

① 借金がある状態が苦手な人

数字上は合理的でも、
「借金があること自体がストレス」
という人もいます。

住宅ローンは、
何十年も続くので、
「精神的に安心できる」
ことも大切です。

② お金があると使ってしまう人

手元にお金があると、
•車
•趣味
•旅行
などに使ってしまうタイプの人もいます。

その場合は、
「強制的に返済する」
ほうが、合っているケースもあります。

③ 投資をしない人

資産運用をしない場合、
「借り続けるメリット」
は小さくなります。

そのため、
頭金を入れて、
返済額を下げる
考え方もあります。

④ 頭金の額で金利が下がる場合

金融機関によっては、
「頭金を○%以上入れると金利優遇」
があるケースもあります。

その場合は、
「どれくらい金利差があるのか?」
を確認したうえで、
そのラインまでは、
頭金を入れる考え方もあります。

まとめ

個人的には、
「現金で必要なもの以外は基本フルローン」
という考え方です。

理由は、
•頭金はいつでも入れられる
•住宅ローン控除を活かしやすい
•今あるお金を別なことに使える
からです。

ただし、
•借金がある状態が苦手
•お金があると使ってしまう
•資産運用をしない
•頭金を入れることで金利優遇がある
などの場合は、
「頭金を多めに入れる」
考え方も合っています。

住宅ローンは、
何十年も続く支払いです。
そのため、
「頭金だけ」
で考えるのではなく、
•教育費
•将来の働き方
•手元資金
•資産運用
なども含めて、
バランスよく考えていきましょう。

次回は、団体信用生命保険についてお伝えします。

団信と民間保険どっちが正解?住宅ローンの保険を徹底比較

この記事が、
家計を整えるきっかけになれば嬉しいです。

 

1級FP 磯山裕樹

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