今日は「教育資金はどのように貯めたら良いですか?」という質問をいただきましたので、後編を解説していきますね。
前編では教育資金の貯め方3ステップについて、今回後編は僕自身の実践方法についてお伝えしていきます。
教育資金を貯める方法は様々な選択肢があります。正解もありません。
ご自身に合った方法で実践していきましょう。
前編を読まれていない場合は、前編から読んでいただくと理解が深まります。
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教育資金を貯める3ステップ| いくら、いつまでに、どうやって貯める?『前編』
目次
僕が実践している教育費の貯め方
僕の貯め方は、ネットや本であまりおすすめされていない方法になります。
誰にでもおすすめできる方法ではなく、資産運用の基礎知識と自分が加入している投資商品をきちんと理解している方や家計を包括的に管理してくれる信頼できるアドバイザーがいる方はこのやり方でも良いかも知れません。
ステップ1:いくら貯めるかを設定する
磯山家では、私立の小学校の選択肢はないので、一番安くて全部公立で約800万、一番高くて中学校から全部私立で約1500万です。
子供が2人おり、教育費で3000万円を用意するのは、難しいと思っており、1000万円は準備しておいて、それ以上になる分はその時出せる余裕があれば出して、余裕が無ければ奨学金で良いと考えています。
なので、用意する金額は1000万円×2人分です。
妻はオール公立で親から県外の大学の下宿費用も含めて奨学金を借りずに社会人になれたので、できれば奨学金を借りなくても良いように準備をしたいという意見です。
僕は、奨学金はお金の余裕があっても借りて、本人がお金を借りてまで大学にいくことを自覚してもらえたらと思っています。僕自身奨学金を現在も返済していますが、大学でお金をかけて通っていた意識が低かったので、今お金をかけて学ぶときは絶対無駄にしないように心がけるようになっています。
奨学金を活用するかは、これまでの経験により意見が異なることはよくあることです。
ステップ2:いつまでに貯めるか決める
小学校2年生までに貯めるように準備を進めています。中々思い通りにはならないですが・・・。長男が小学3年生くらいから塾やスポーツなど習い事のお金がかさんできたので、お金がかかりづらい小学校2年生までに貯めておくことで余裕を持って、教育費のことを心配をせず、子供との時間を楽しめるようになるために家計管理を計画的に行っています。
ステップ3:どうやって貯めるかを決める
教育資金の貯め方は預金、保険、投資の3つがあります。
貯める上でのポイントは安全性、物価上昇の対応、仕組化でしたね。
以前、何もお金の知識がなかった時は、学資保険や貯蓄保険でお金を貯めていました。
保険会社の方に言われるがままに加入していました。最適な方法ではなかったと思いますが、しっかり貯める仕組みはできていたので、先取り貯蓄の威力はすごいなと思いました。また、お金の知識がないのに、株式などの商品を選んでいなくて良かったなと思っています。
現在は、資産運用や家計管理の十分な知識があるので、全額投資で準備をしております。
全額投資って大丈夫なんですか?と言われることもありますが、家計や資産の管理や資産運用に関する知識もできているので問題ないです。
仮に子供が大学入学時に暴落しても、しっかり家計と資産をライププランに応じて適宜管理ができていれば大丈夫だと考えています。最近では、ネットやYOUTUBEで全額投資で準備することがおすすめされているケースも多く、安易に全額投資で準備されている方も見かけますが、積立途中でリーマンショックのような大暴落があれば、半分になります。300万円積立していれば、150万円になるということです。資産運用の基本知識や家計管理が不十分な方にはおすすめできないと考えています。
なぜ教育費を全額投資で準備しているのか?
次の5つの考え方から一番良いと思う方法が投資だからです。
①18年という時間を活かす
②無駄なコストをかけない
③物価上昇に対応できる
④できるだけシンプルに管理
⑤教育資金だけを考えない
①18年という時間を活かす
子供が産まれて大学生になるまで、18年あるので長期投資ができると考えています。
ただし、教育資金なので、リスクが高い株式だけではなく、様々な投資先に分散投資をして価格の変動を抑えるようにしています。
また、使う時期が近くなれば、資産の配分を調整することなど出口対策を行うことで、18年という時間を活かすことができます。
②無駄なコストをかけない
学資保険を利用しない理由がここにあたります。
以前は学資保険を利用していましたが、解約しました。
僕は保険の仕組みを知っているので、わざわざ保険会社に利益を上げるのではなく、万が一の保障はカケステの保険で安く抑え、貯蓄は自分でNISAなどを利用してやる方が自分に利益が残ると考えています。
詳しく知りたい方は、過去ブログに書いているので見てみてください。
③物価上昇に対応できる
ここが学資保険や預金を利用しない最大の理由です。
教育費はインフレが進行しやすい分野です。
国立大学の年間の授業料は、1975年の年間授業料は36,000円に対して、2017年の年間授業料は535,800円で、約15倍になっています。
例えば、人気の学資保険で試算してみます。
年間保険料107,420円×18年=払込保険料総額 1,933,560円
満期保険金 200万円
返戻率 約103.4%
年利回りは約0.5%です。
年利回り約0.5%では、物価の上昇に負けてしまいます。
このわずかな利回りを得るために、生命保険会社の破綻リスクやお金の固定を受け入れたくないと考えています。
預金や保険の場合、物価上昇に対応できないです。
元本が変わらないことが、リスクだと考えています。
④できるだけシンプルに管理
預金で準備して自動振替で銀行口座を作ると口座が増えます。
保険で備えると、保険会社というお金の預け先が増えます。
できるだけ、シンプルに分かりやく管理するために、いろんな方法や口座は作らず、
預金と証券会社のみでお金管理をしています。
⑤教育資金だけまず考える
僕は、教育資金をまず貯める。貯まったら老後資金を考えるという考え方です。
僕は55歳で次男が大学を卒業します。僕は健康な限り一生涯今の仕事がしたいと思っているので、仮に85歳まで働くとするとまだ30年あります。子供の教育費がかからなくなると一気に貯蓄ができるようになるので、老後に対して過度な不安を持つのではなく、まずは教育資金の不安を解決して、その後老後資金を考えることにしています。
まとめ
教育資金の貯め方について、僕自身の実践方法についてお伝えしました。
教育資金を貯める方法は様々な選択肢があります。正解もありません。
ご自身に合った方法で実践していきましょう。
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