2024年10月1日に火災保険の改定が実施されます。
大きな改定ポイント2つについて解説します。
①火災保険料が上がる
全国平均で13%上がります。これは、過去最大の上げ幅です。
昨今の自然災害で保険金の支払いが増えていること、物価上昇による修理費の高騰などを背景にしたものです。
②水災補償に対する保険料が水災リスクに応じた5段階に分かれる
水災をつけるか、つけないかで保険料には大きな違いがでます。
これまで、水災に対する保険料は全国一律でしたが、水災リスクに応じて5段階に保険料がわかれます。
保険料がもっとも安い(水災のリスクが低い)1等地~もっとも高い(水災のリスクが高い)5等地に区分され、1等地と5等地の保険料は、約1.2倍の差になります。
自分の住む家が何等地に該当するかは損害保険料率算出機構のサイトの中の「水災等地検索」で調べることができます。
https://www.giroj.or.jp/ratemaking/fire/touchi/
この機会に火災保険を見直そう
住宅を購入する時は、本当にたくさんやらなきゃいけないことがあり、金銭感覚もマヒしているので、保険会社のおすすめで、火災保険の内容を適当に決めてしまっている人をこれまでたくさん見てきました。
●河川の増水で浸水のリスクが高い場所なのに、そのリスクに備えられていない
●住宅ローンと一緒に銀行で火災保険を加入し、ローン終了ともに保険が切れてしまっている
●自動車保険などの他の損害保険と内容がかぶって二重で加入されている
自然災害が増えている中、きちんと火災保険について考えていないと、困ったときに、必要な額がでなかったり、補償の対象外になると大変です。適当に決めるのではなく、困ったときに助かる内容にしておきましょう。
また、家に住んでいる間ずっと保険料がかかるので、一度きちんと考えることで、一生涯の保険料の削減にもなります。
火災保険を最適化する3ステップは次の通りです。
ステップ1 ご自身の家の状況を把握する
ステップ2 火災保険の基礎知識を知り、必要な補償を見極める
ステップ3 保険会社を比較する
下記にまとめていますので、この機会に是非実践してみてください!
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