【1級FPが解説】マリオットカードで「プラチナ会員」になるためにやるべき5つのこと

「旅行好きの我が家にとって、書籍でおすすめされているマリオットカードのプラチナ会員特典が魅力的に感じます。プラチナ会員になるには何をしたらいいですか?」

書籍「夫婦貯金年150万円の法則」の読者から、P162~166の『ポイントで「ザ・リッツ・カールトン」に家族旅行』の部分について、質問いただきましたので解説していきます。

旅行好きのための最強のクレジットカード「Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード」(以降マリオットカードと表記)で、日々のあらゆる支払いをマリオットカードにまとめて400万円決済をする、これが一番簡単です。

我が家の場合、次の支払い以外は、基本、マリオットカードの引き落としにできています。

●住宅ローンや奨学金の返済
●コピー機の利用
●子どもの習い事
●おかやまコープ(食材の宅配)
●積み立て投資
など


僕は、100点を目指さず、80点でいいと思い取り組んでいるので、手間がかかったり、決済する手段を増やすことはしていません。今回は、誰でもできる「マリオットカード」で400万円決済して、プラチナ会員になる方法についてお伝えします。

YOUTUBEで全てを語っておりますので、是非ご覧ください。
動画は約11分の長さがありますが、非常に濃い内容ですのであっという間に見ることができます。
動画の内容は文章でもここから下にまとめておりますので、こちらもご覧ください。

旅行の質が格段に上がるプラチナ会員特典とは

マリオットの会員は6つに分かれています。

【マリオットの会員ランクと会員になるための条件】
●シルバーエリート:年間10泊またはノーマル・カード保有
●ゴールドエリート:年間25泊またはプレミアム・カード(マリオットカード)保有
●プラチナエリート:年間50泊またはプレミアム・カード(マリオットカード)で年間400万円決済
●チタンエリート:年間75泊
●アンバサダーエリート:年間100泊+2万ドル決済

マリオットカードを持つだけでゴールドエリート会員特典を受けることができます。

プラチナ会員特典

プラチナ会員のメリットの一例は次の通りです。

●無料の朝食を含むウェルカムギフト(ホテルにより内容が異なる)
●クラブラウンジ利用(ホテルによって内容が異なる)
●無料でスイートルーム含むアップグレード(空きがあれば)
●レイトチェックアウト(当日の状況により最大16時まで)
●50%のボーナスポイント


出典:Marriott Bonvoy®エリート会員資格より

どれも旅行好きにはたまらない豪華な特典です!プラチナ会員は年間50泊、または、マリオットカードで年間400万円の決済が条件です。年間50泊は一般的には難しいので、日々の支払いをマリオットカードに集めることで年間400万円の決済ができる場合は目指しましょう。

詳しいマリオット会員特典の内容については、下記にて解説しています。

【1級FPが解説】ポイントで旅行に行ける最強クレカ「マリオットカード」

マリオットカードで決済できる対象

マリオットカードで決済すると100円につき3ポイント貯まります。しかし、このポイントが対象外、または半減(200円で3ポイント)する場合があります。

【ポイント加算の対象外の一例】
NHKの支払いや、SMART ICOCA・楽天Edyの決済サービスへのチャージなど

【ポイント半減(200円で3ポイント)の一例】
電力会社やガス会社、水道、税金など

詳しくは、こちらをクリックすると確認できます。

ポイント対象外になる支払いも、無料宿泊やプラチナエリートの獲得条件である利用実績にはカウントされます。ただし、年会費、分割払い/リボルビング払いにおける手数料や遅延損害金などは利用実績にカウントされません。

400万円決済をするためにやるべき5つのこと

400万円決済をするためにやるべきことは、たった5つです。

①口座振替をクレカ払いに変える
②決済サービスを活用する
③税金を支払う
④家族カードを使う
⑤支払いを調整する

①口座振替をクレカ払いに変える

日々のあらゆる支払いをクレカ払いするために、まず取り組むのが、口座振替をクレカ払いに変えることです。

①銀行の通帳を記帳する
②上から順に「○○ クレカ払い」とネット検索して、変更する
(例)「岡山市水道局 クレカ払い」


公共料金など、日々の支払いはほとんどクレカ払いに変更できます。もし、クレカ払いにできなければ、次に、QRコードや電子マネーなどで支払いできないか確認しましょう。

②決済サービスを活用する

クレカで決済ができなくても、QRコードや電子マネーなどでは支払いできるお店もあるので、QRコードや電子マネーなど、決済サービスの引き落としを全てマリオットカードに設定しましょう。

マリオットカードに設定できるQRコードや電子マネーの決済サービスは大きく4種類に分かれます。

①通常通り100円で3ポイントが貯まる
②通常の半分の200円で3ポイントが貯まる
③ポイントが貯まらない
④チャージができない

①通常通り100円で3ポイントが貯まる

QUICPayなど

②通常の半分の200円で3ポイントが貯まる

マリオットカードで引き落としができるが、ポイントは半分になる決済サービスは次の通りです。

出典:アメックス公式HPより

③ポイントが貯まらない

マリオットカードで引き落としができるが、ポイントが貯まらない決済サービスは次の通りです。

出典:アメックス公式HPより

④チャージができない

日常生活で一番よく使える「PayPay」は、チャージにマリオットカードを設定できません。ただし、ソフトバンクとY!mobilユーザーであれば『ソフトバンクまとめて支払い』を利用して携帯と一緒に支払うことで、毎月10万円までチャージが可能です。PayPayカード以外を利用する場合は1回目無料、2回目以降2.5%の手数料がかかるので注意してください。

決済方法の優先順位を決めよう

使い勝手やポイントの貯まり方などを考えて、優先順位を決めて日々の支払いに使っていきましょう。あまり細かくやりすぎると管理がしづらいので、2.3個に絞ったほうが継続しやすいです。

参考までに我が家の優先順位は、次のようにしており、基本①~③をメインに、どうしてもというときだけ④を使うようにしています。

①『ソフトバンクまとめて支払い』でのPayPay
 (マリオットポイント3%+PayPayポイント0.5%)
②マリオットカードまたはQUICPay(マリオットポイント3%)
③楽天ペイ(マリオットポイント1.5%、楽天ペイポイント対象外)
④au PAY(マリオットポイント対象外、利用時にPontaポイント0.5%)

③税金を支払う

税金の支払いもクレカやQRコード決済でできる場合があるので、税金を支払うときもマリオットカードで決済できないかその都度調べてみましょう。ポイントは200円で3ポイントです。ただし、税金の支払いには手数料がかかることがあり、手数料は国や自治体が提供するサービスによって異なるので、注意しましょう。

税金には、国税と地方税があり、国税の年間限度額は300万円まで、地方税は上限なしです。

国税の例

●申告所得税及び復興特別所得税
●相続税
●贈与税

地方税の例

●ふるさと納税
●都道府県民税
●市区町村民税
●固定資産税
●都市計画税
●自動車税
※地方税は各自治体によってクレジットカード払いが出来る税金の種類が異なります。

手数料

国税クレジットカードお支払いサイトによると、国税の決済手数料は次の通りです。

●1円~1万円: 83円
●1万1円~2万円:167円
●2万1円~3万円:250円
●3万1円~4万円:334円
●4万1円~5万円:418円
※以降、1万円ごとに加算

下記「国税クレジットカードお支払いサイト」で手数料の試算ができます。
https://kokuzei.noufu.jp/

地方税共同機構クレジットカード納付サイトによると、決済手数料は次の通りです。

●1円~1万円:40円
●1万1円~2万円:123円
●2万1円~3万円:205円
●3万1円~4万円:288円
●4万1円~5万円:370円
※以降、1万円ごとに加算

下記「地方税共同機構クレジットカード納付サイト」で手数料の試算ができます。
https://eltax.f-regi.com/fc/relay/payment/calculate

④家族カードを使う

家族カードの発行は1枚まで無料(2枚⽬以降は1枚につき24,750円)です。家族カードの支払いも400万円決済に含めれるので、家族の支払いをすべて合算できれば、400万円決済に近づけます。

家族カードについては、下記にて詳しく解説しています。

【1級FPが解説】マリオットの「家族カード」を作る前に知りたかった3つのメリット・デメリット

⑤支払いを調整する

プラチナ会員になるための400万円決済を達成する集計期間は、カードを作った日から1年ではなく、毎年1月1日から12月31日までとなってます。

今年は大きな買い物はなく400万円決済はいかないが、来年は車検や家具家電などの支払いがあるので使う予定がある場合は、支払いを調整できます。今年中に、ギフトカードやQRコード決済にチャージすることで、今年支払い、来年使うことが可能です。

①Amazonギフト券を購入する

Amazonギフト券の有効期限は10年です。何でも売っているAmazonなので使い道が豊富なのが魅力です。

②百貨店ギフトカードを購入する

百貨店ギフトカードは、全国約180の百貨店で利用できるギフト券です。有効期限がないのが魅力的ですが、百貨店にあまり行かない人は、向いていません。

③マリオットポイントを購入する

マリオットポイントを公式サイトで購入して、今年ポイントを買って、来年の旅行に使うことができます。
購入金額が、「1,000ポイント:12.5ドル」と米ドル決済になっていることに注意です。1ドル80円のときは1,000円で1,000ポイント、1ドル150円のときは1,875円で1,000ポイントを購入できます。円安のときはお得ではないので、円高のときに検討しましょう。

④QRコード決済や電子マネーにチャージ

今年、QRコード決済や電子マネーにチャージしておき、来年使うパターンです。

●『ソフトバンクまとめて支払い』でPayPay
 (100円で3マリオットポイント+PayPayポイント0.5%)
●au PAY(マリオットポイント対象外、利用時に200円につき1Pontaポイント)
●WAON(マリオットポイント対象外、利用時にWAONポイント) 
 ※Apple Payを使用できる人限定
など

まとめ

今回は、誰でもできる「マリオットカード」で400万円決済して、プラチナ会員になる方法についてお伝えしました。

400万円決済をするためにやるべきは、次の5つです。

①口座振替をクレカ払いに変える
②決済サービスを活用する
③税金を支払う
④家族カードを使う
⑤支払いを調整する

マリオットカードをお得に使いこなし、家族で最高の思い出作りをしていきましょう!

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1級FP技能士
磯山裕樹

立命館大学を卒業後、旅行会社に就職。連日の出張や残業による仕事中心の生活から家族の時間を作るため、自分で自由に時間を決められる働き方を求め外資系保険会社に転職。総額200万円を投資して徹底的にお金に関する学びを追求。その結果、富裕層ではなく、かつての私と同じ悩みを持つ子育て世代にこそ自身が体感したサービスが必要だと考え、磯山FP事務所を開業。“お金が理由で子供の選択肢を狭めない未来”を実現できる子育て世代を増やすべく日々奔走中。

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