Marriott Bonvoyアメックス・プレミアムでは、年間500万円のカード利用でもプラチナエリートになれます。
では、その上の、
「チタンエリートまで目指す価値はある?」
と考える方もいるのではないでしょうか。
僕自身も一度、
「せっかくプラチナなら、チタンまで目指してみようかな?」
と考えました。
そこで今回は、
- チタンになるには何泊必要なのか
- プラチナから何が変わるのか
- チタン修行にはどのくらいお金がかかるのか
をまとめます。
目次
Marriott Bonvoyのステータスは何泊必要?
まずは、上位ステータスの条件を簡単に整理します。
| ステータス | 通常の取得条件 | ホテル利用時のボーナス |
|---|---|---|
| ゴールド | 25泊 | +25% |
| プラチナ | 50泊 | +50% |
| チタン | 75泊 | +75% |
| アンバサダー | 100泊+年間23,000米ドル以上の対象利用 | +75% |
Marriott Bonvoyアメックス・プレミアムでは、
ゴールド:カード保有で付与
プラチナ:年間500万円のカード利用でも取得可能
です。
一方、チタンには、
「カードを年間○万円使えば取得できる」
というルートはありません。
チタンエリートは年間75泊分のエリートナイトクレジット(宿泊実績)が必要です。
そのため、プラチナからチタンになると一気にハードルが高くなります。
チタンエリートの有効期限は?
チタンエリートは、75泊を達成した年だけ使えるわけではありません。
例えば、2026年1月1日~12月31日の間に75泊分のエリートナイトクレジットを達成してチタンエリートになった場合、
達成した時点~2026年末
↓
2027年の1年間
↓
2028年2月まで
チタンエリートとして利用できます。
その後、2027年中に再びチタンの条件を達成できなかった場合は、通常2028年3月に、その年の宿泊実績に応じたステータスへ変更されます。
つまり、早い時期にチタンを達成できれば、その分だけチタン特典を長く利用できます。
一方で注意したいのが、エリートナイトクレジットは毎年1月1日~12月31日で集計され、翌年へ繰り越すことはできないという点です。
例えば2026年に75泊を超えるエリートナイトクレジットを獲得しても、
「余った宿泊実績を2027年へ繰り越して、そこから再スタート」
とはなりません。
2028年3月以降もチタンエリートを維持したい場合は、通常、2027年中に改めて75泊分のエリートナイトクレジットを獲得する必要があります。
プラチナからチタンになると何が変わる?
家族旅行でありがたい、
- 朝食特典
- クラブラウンジ
- 原則16時までのレイトチェックアウト
- 一部スイートを含む客室アップグレード
などは、すでにプラチナエリートで利用できます。

そのうえで、チタンになる主なメリットを整理すると次のとおりです。
| プラチナ | チタン | |
|---|---|---|
| ボーナスポイント | +50% | +75% |
| 客室アップグレード | 一部スイート含む | 一部スイート含む |
| 年間チョイス特典 | 50泊達成時 | 75泊でもう1回 |
| 48時間前予約保証 | × | ○ |
| JAL連携 | 20,000 FLY ONポイント | 30,000 FLY ONポイント+クリスタル以上 |
| United Premier Silver | × | ○ |
| ホテル独自の上位会員特典 | ― | チタン以上限定の場合も |
① ボーナスポイントが50%→75%になる
多くのMarriott Bonvoy参加ブランドでは、対象となるホテル利用について、
1米ドル=10ポイント
の基本ポイントが貯まります。
例えば分かりやすく、
ホテルで5万円利用・1米ドル=100円
と仮定すると、基本ポイントは5,000Pです。
| 5万円利用の例 | プラチナ | チタン |
|---|---|---|
| 基本ポイント | 5,000P | 5,000P |
| 会員ボーナス | 2,500P | 3,750P |
| プレミアムカード決済 | 3,000P | 3,000P |
| 合計 | 10,500P | 11,750P |
差は1,250P。
Marriottへの宿泊回数が多い方なら年間では大きな差になります。
一方、年に数回の家族旅行で利用する程度なら、このポイント差だけを目的にチタンを目指すほどではないかなと思います。
※実際のポイント計算では為替レート等が異なり、一部ブランドでは基本ポイントの付与率も異なります。

② 客室アップグレードへの期待が高まる?
個人的にチタンで一番気になるのが、
客室アップグレード
です。
プラチナ・チタンとも公式特典には、
一部スイートを含む客室アップグレード
があります。
ただし、Marriott公式には、
「チタンをプラチナより優先してアップグレードする」
とは明記されていません。
そのため、
チタンなら必ずスイートになる
というわけではありません。
ただ、プレミアムカードの年間500万円利用でも取得できるプラチナに対して、チタンは75泊分の宿泊実績が必要です。
実際のホテル運用では、上位ステータスであることでアップグレードへの期待値が高まる可能性はあると思います。
僕自身、プラチナで部屋をアップグレードしていただくことはありますが、スイートになった経験はありません。
そのため、
「より上位の客室へのアップグレードを期待したい」
という方にとっては、チタンを目指す理由の一つにはなると思います。
ただし、あくまで保証ではありません。
③ 75泊でもう1回「年間チョイス特典」
Marriott Bonvoyでは、年間50泊分のエリートナイトクレジットを達成すると、年間チョイス特典を1つ選ぶことができます。
50泊時には、主に、
- ナイトリーアップグレードアワード5泊分
- エリートナイトクレジット5泊分
- 家族・友人へシルバーエリートをプレゼント
- Marriott Bonvoy Boutiquesのベッド1,000米ドル割引
- 100米ドルの慈善団体への寄付
などから1つを選択できます。
チタンエリートを目指している場合、ここで注目したいのが、
エリートナイトクレジット5泊分
です。
これを選べば、チタンに必要な75泊まで一気に5泊分近づくことができます。
さらに75泊まで到達すると、年間チョイス特典をもう1回選択できます。
75泊時には、
- ナイトリーアップグレードアワード5泊分
- エリートナイトクレジット5泊分
- 家族・友人へゴールドエリートをプレゼント
- 最大40,000ポイントの無料宿泊特典1泊分
などが選択肢になります。
中でも分かりやすいのが、最大40,000ポイントの無料宿泊特典です。
この無料宿泊特典には、保有しているMarriott Bonvoyポイントを最大25,000ポイント追加できるため、条件を満たせば最大65,000ポイントまでのホテルに利用することもできます。
つまりチタンを達成すると、
チタンエリートのステータス
に加えて、
75泊達成時の年間チョイス特典
も受け取れるということです。
④ 48時間前なら「満室」でも予約できる
チタン以上には、
48時間前予約保証
があります。
これは単に、
「48時間前まで予約できる」
という意味ではありません。
条件を満たせば、満室時でもスタンダードルームの予約を保証してもらえるという特典です。
急な出張が多い方には便利ですよね。
一方、数か月前から家族旅行を予約する我が家では、それほど使う機会はなさそうです。
※特定日・一部ホテルなど対象外があります。ポイント宿泊や割引料金なども対象外です。
⑤ JALユーザーにはメリットが大きくなった
2026年は、JALとMarriott Bonvoyの連携も大きく変わりました。
アカウントを連携すると、
| Marriottステータス | 毎年のFLY ONポイント |
|---|---|
| ゴールド | 10,000 |
| プラチナ | 20,000 |
| チタン | 30,000 |
| アンバサダー | 40,000 |
となります。
チタンエリートでは、JMBクリスタル以上のステータスも付与され、すでに持っているFLY ONポイント数によっては、それ以上のステータスになる場合もあります。

JALのステータスも狙っている方には、チタンの価値は以前より高くなったと思います。
また、チタン・アンバサダーは登録するとUnited MileagePlus Premier Silverも取得できます。
ユナイテッド航空をよく利用する方にはメリットがありますが、利用しない方にはそれほど大きな特典ではありません。
⑥ ホテルによっては「チタン以上限定」のサービスも
Marriott Bonvoy共通の特典とは別に、ホテル独自でチタンエリート以上を優遇しているケースもあります。
例えば、
THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection
には、30階にお風呂・ドライサウナ・水風呂を備えた「OFURO」があります。
宿泊者のレポートなどでは、チタンエリート以上で通常客室に宿泊した場合でも無料で利用できたという事例があります。
ただし、2026年9月1日時点のホテル公式サイトでは、OFUROの利用対象として、
- スペシャリティ(38階)
- THE SUITE(37階)
- 各階のスイート
の宿泊者が掲載されており、チタンエリートの利用については明記されていません。
ホテル独自の上位会員向けサービスは変更される可能性もあるため、利用を予定している場合は宿泊前にホテルへ最新の条件を確認することをおすすめします。
チタンになるには実際に何泊必要?
チタンエリートになるには、1年間で75泊分のエリートナイトクレジットが必要です。
ただし、Marriott Bonvoyアメックス・プレミアムを持っている場合、75泊すべてを実際にホテルへ泊まる必要はありません。
| チタン75泊まで | 宿泊実績 |
|---|---|
| 必要なエリートナイトクレジット | 75泊 |
| プレミアムカード特典 | ▲15泊 |
| 50泊時の年間チョイス特典で5泊分を選択 | ▲5泊 |
| 実際の宿泊で必要 | 55泊 |
プレミアムカードでは、新規入会時・カード更新時に15泊分の宿泊実績が付与されます。
さらに50泊分のエリートナイトクレジットへ到達すると、年間チョイス特典として5泊分のエリートナイトクレジットを選ぶことができます。
そのため、
75泊-15泊-5泊=55泊
となり、キャンペーンなどを利用しなければ、実際の宿泊では55泊分が必要です。
ただし、この55泊はすべて現金で宿泊する必要はありません。
ポイント宿泊や無料宿泊特典を利用した宿泊も、対象であればエリートナイトクレジットとしてカウントされます。
※年間500万円のカード利用でプラチナになっただけでは、50泊時の年間チョイス特典はもらえません。実際に50エリートナイトクレジットを獲得する必要があります。
2026年は「1泊=実績2泊」のキャンペーンではなかった
過去には、
対象宿泊1泊
↓
通常の1泊+ボーナス1泊
↓
実質2泊分
という非常に大きなキャンペーンもありました。
しかし、2026年春のキャンペーンは違いました。
2026年春のキャンペーンでは、事前登録をしたうえで、2026年2月25日~5月10日に対象となる有償滞在をすると、
対象となる滞在ごとに2,500ボーナスポイント
+
異なるMarriottブランドごとにボーナス宿泊実績1泊
という内容でした。
※ポイント宿泊などのアワード宿泊は、このキャンペーンの対象外でした。
例えば、
| 宿泊 | ブランド | ボーナス実績 |
|---|---|---|
| シェラトン沖縄 | Sheraton | +1泊 |
| シェラトン東京ベイ | Sheraton | +0泊 |
| Marriottブランドのホテル | Marriott Hotels | +1泊 |
| 大阪ステーションホテル | Autograph Collection | +1泊 |
という考え方です。
ホテルが違っても、
同じSheratonブランドなら2回目は+1泊になりません。
逆に、
Sheraton → Marriott → Autograph Collection
と違うブランドに泊まれば、それぞれボーナス実績を獲得できます。
そのため2026年は、
同じ安いホテルに何十泊もして一気に宿泊実績を2倍にする
という方法は使えませんでした。
一方、もともと旅行や出張でいろいろなブランドへ泊まる方なら、ブランド別キャンペーンを自然に活用できます。
チタン修行には約50万円かかる?
プレミアムカードの15泊分の宿泊実績と、50泊時の年間チョイス特典で5泊分のエリートナイトクレジットを選んだ場合、
75泊-15泊-5泊=実際の宿泊55泊
が必要です。
ただし、この55泊をすべて現金で泊まる必要はありません。
例えば、カードの無料宿泊特典を1泊利用すれば、
無料宿泊:1泊
有償宿泊:54泊
という形にできます。
仮に有償宿泊54泊をすべて、
1泊10,000円
で宿泊できたとすると、
10,000円 × 54泊=540,000円
です。
つまり、この条件では宿泊料金だけで約54万円かかる計算になります。
もちろん、もともと予定している家族旅行・出張・ポイント宿泊などがあれば、「チタン修行のためだけ」に使う金額はその分少なくなります。
逆に、交通費なども考えると、実際の負担は宿泊料金だけではありません。
安いホテルなら何でもいいわけではない
チタン修行を考えるなら、宿泊料金だけでなく、
「1泊すると宿泊実績が何泊分付くのか」
も重要です。
2026年現在、
- Four Points Flex by Sheraton
- City Express by Marriott
- Protea Hotels
- 米国・カナダ・中国語圏以外のSeries by Marriott
などでは、
1泊につき0.5泊分のエリートナイトクレジット
となります。
例えば、
Four Points Flexに20泊しても宿泊実績は10泊分
です。
「宿泊料金が安いから」という理由だけで修行先を選ぶと、思ったほど宿泊実績が増えない可能性があるので注意しましょう。
チタンを目指すならこんな人
僕なら、
- 出張・旅行で年間40~50泊程度する予定がある
- より上位の客室へのアップグレードを期待したい
という方なら、チタンを目指してもいいと思います。
例えば、
普通に旅行や出張をして気づけば60泊
という方なら、
「あと15泊ならチタンまで行こう」
という考え方はありですよね。
特に、もともと宿泊数が多い人なら、プレミアムカードの15泊やキャンペーンを組み合わせることで、無理なく75泊へ届く可能性があります。
我が家はチタン修行をしません
一方、我が家では、
チタンになるためだけの宿泊はしない
ことにしました。
理由は、
プラチナですでに家族旅行で欲しい特典の多くを利用できるから
です。
家族旅行でありがたい、
- 朝食特典
- クラブラウンジ
- 原則16時までのレイトチェックアウト
- 一部スイートを含む客室アップグレード
など、対象ブランド・ホテルでは、魅力的な特典の多くをすでにプラチナエリートで利用できます。

一方、チタンになると、
75%ボーナスポイント
アップグレードへの期待
75泊時の年間チョイス特典
JALの特典
48時間前予約保証
ホテル独自のチタン以上限定サービス
などが追加されます。
もちろん魅力がないわけではありません。
ただ、
そのためだけに約50万円を使って何十泊もするか?
と考えると、家族旅行が中心の我が家では、そこまで必要ないという結論になりました。
それなら、
その50万円を、家族が本当に行きたい旅行に使いたい。
というのが今の考えです。
まとめ|チタンは「自然に近づいたら狙う」でいい
チタンエリートになるには、
年間75泊分のエリートナイトクレジット
が必要です。
プレミアムカードなら15泊分の宿泊実績がもらえます。
さらに、
ポイント・無料宿泊
50泊時の年間チョイス特典
その年のキャンペーン
などを組み合わせれば、75泊へ近づけることができます。
そのため、
もともと出張や旅行で40泊、50泊する人
なら、チタンにチャレンジする価値は十分あると思います。
一方、年間数泊~10泊程度の家族旅行が中心なら、
無理にチタン修行をしなくても、プラチナをしっかり活用するだけで十分
というのが我が家の考えです。
ステータスを取るために旅行するのではなく、旅行を楽しんだ結果、チタンが見えてきたら狙う。
我が家では、このくらいの距離感でMarriott Bonvoyを楽しんでいこうと思っています。
※本記事は2026年9月1日時点の情報をもとに作成しています。エリート会員資格、年間チョイス特典、キャンペーン、ホテル独自特典などは変更される場合があります。最新情報はMarriott Bonvoy、American Express、JALおよび各ホテル公式サイトでご確認ください。
家族旅行やポイント活用については、こちらも参考にしてください
我が家では、Marriott Bonvoyのホテルだけでなく、実際に子どもと泊まったホテルや観光地、家族で楽しめた旅行先についてもブログでまとめています。
よかった点だけでなく、子連れで実際に行って感じたことも紹介していますので、
「次の家族旅行、どこに行こう?」
と考えている方は、旅行計画の参考にしていただければ嬉しいです。
子どもの反応や親目線の満足度、お得だったポイントまで本音でまとめています。
また、
「Marriott Bonvoyポイント以外には、どんなポイントを貯めればいい?」
という方に向けて、マリオットだけでなく、楽天ポイントやポイントサイトなど、我が家でも活用しているおすすめのポイ活・ポイントの貯め方を別の記事にまとめています。
旅行だけでなく、普段の生活でも無理なくポイントを貯めたい方は、こちらもよければご覧ください。
※本記事は2026年8月31日時点の情報をもとに作成しています。年会費、ポイント付与条件、無料宿泊特典、Marriott Bonvoy会員特典などは変更される場合があります。利用・申し込み時にはAmerican ExpressおよびMarriott Bonvoy公式サイトで最新情報をご確認ください。

1級FP 磯山裕樹