今回は、40代のご夫婦と大学4年生のお子さまの3人家族のご相談事例についてお伝えしていきます。
来年から教育資金もかからなくなり、夫婦2人の生活になるタイミングでのご相談でした。
家計のことは奥さまに任せており、それが原因で夫婦喧嘩をすることもあったようです。
これまで、お金の話を夫婦できちんとしたことがなかった夫婦が、7か月間、家計を一気に整えたことで、夫婦一緒に現実に向かい合い、話し合い、お互いに意見を言い合うようになりました。そんな大きな変化があった相談事例をお伝えします。
今回は、家計相談の中で、銀行に交渉しただけで、1.85%の固定金利が1.5%になった「住宅ローンの借り換え」を中心に解説していきます。1本電話をかけるだけで、金利が0.35%も下がったので、言ったもん勝ちです。具体的に、どう実践したのかをお伝えしますので、みなさんも実践してみてください。
お客様の声
まずは、実際のお客様のアンケートをご覧ください。
奥さま
Q:サービスを利用する前に、どんなお金の不安がありましたか?
A:正直、家のお金に関しては、夫婦ともに無知な事もあり目を背けていたと思います。なるようにしかならないし!と思って! なので、全てが不安だったと思います。
Q:なぜこのサービスを利用しようと思いましたか?
A:家計の状況や保険など、このまま目を背けたままで良いのか、いや、ちゃんと向き合って整理しないと!という気持ちがあったからです。
Q:なぜ最終的に当サービスを選んだのですか?
A:そもそも、家の資産諸々を誰かに相談をするという事を考えた事もなかったのですが、磯山さんを紹介して頂きお話を聞かせて頂いて、この方なら信用できると思いましたし、色々勉強もさせて頂きたいと思ったので、お願いする事を決めました。
Q:実際にこのサービスを受けてみて、どのような点が特に満足されていますか?
A:以前からずっと気になっていた保険、携帯電話、住宅ローンの見直し、資産運用ができ、そこの不安やストレスがなくなったことです。
Q:実際にこのサービスを受けてみて、どのような変化がありましたか?
A:結婚してからずっとなんですが、主人は全く家計のことに興味がなく、ほぼ全て私が管理していましたので、お金の事や将来の事など夫婦で話し合う事などはもちろんないですし、私一人が大変で主人は何も協力してくれないという不満が正直すごくありました。その結果、私のイライラから夫婦喧嘩になることも多々ありました。
そんな私たち夫婦がこのサービスを受けてからは、夫婦一緒に現実に向かい合い、話し合い、お互いに意見を言い合うようになりました。私一人ではなく、夫婦一緒に私たち家族の正解を見つけようと色々考えて行動している事が以前の私たちでは考えられなかったので、そこが一番の変化ではないかと思います。
Q:どのような点に価値を感じて有料の継続サポートを選択されたのでしょうか?
A:やはりまだまだ夫婦ともに知識はないので、継続サポートをお願いすることで、迷う事があれば聞いてアドバイスを受けることができますし、年ごとにちゃんと見直しをする事ができます。よって、家計の不安がなくなり安心感を持ち続ける事ができる、それが私たちには一番重要で、価値があると思い夫婦で意見が一致しました。
Q:このサービスはどのような方にお薦めだと思いますか?
A:私たちのようなご夫婦はもちろん、これから世の中に出ていき、家庭を持つ若い方にとても良いのではないかと思います。もっと早くこのサービスを利用していたらな!と本当に思いましたので。
ご主人
Q:サービスを利用する前に、どんなお金の不安がありましたか?
A:妻に任せきりでお金の不安は全て妻に与えていたと思います。
Q:なぜこのサービスを利用しようと思いましたか?
A:妻の方より知り合いの方がサービスを受けていて状況を聞き興味を持った。
Q:なぜ最終的に当サービスを選んだのですか?
A:妻に任せきりの状況を理解していたものの、どこから手をつければ良いかもわからなかったので相談したいと思い選びました。
Q:実際にこのサービスを受けてみて、どのような点が特に満足されていますか?
A:何からすべきか順序よくスムーズに整理できストレスがない事。
Q:実際にこのサービスを受けてみて、どのような変化がありましたか?
A:妻としっかりと家庭の経済的なことをスムーズに進めていけ妻の難しい顔が減った。
Q:どのような点に価値を感じて有料の継続サポートを選択されたのでしょうか?
A:整理できたといえ今後の動きに合わせた相談をさせていただきたいと思ったから。
Q:このサービスはどのような方にお薦めだと思いますか?
A:私達のようなどちらかに財務的な事を任せっきりで2人で話をすれば喧嘩になるようなご夫婦には磯山さんが入って頂いて話をする事で言い争うことにならなくなるのでおすすめです。また早い段階で教えて頂いたことがわかっていればと思うので自分の子供にも話を聞かせたいと思った。
お金のお悩みについて
アンケートにもありましたが、ご夫婦はさまざまな悩みを抱えていました。
その中で一番の悩みは、夫婦でお金の話ができていないことでした。
ご相談内容
家計を分析して分かった次の改善点を一つずつ解決していきました。
●携帯
●生命保険
●自動車保険
●クレカの活用
●お金の管理方法・資産運用
●住宅ローン
●ふるさと納税、iDeCoなど
お金の話をご夫婦でやる気をだして実践するために、効果が高く、簡単な順にアドバイスをしていきました。
まず、最初に実践したのは、携帯の見直しです。携帯を変更して、家族で月1万円を削減でき、さらには家電量販店で使える11万ポイントをもらえ、冷蔵庫を購入できた成功体験から、スイッチが入りそのほかのことも一気に実践できました!
やはり、家計への効果が実感してくるとモチベーションが格段にあがります!
販売者のおすすめで決めてはダメ
「なぜこの保険に入ったのですか?」と質問すると、「保険屋さんのおすすめで」
「なぜこの住宅ローンを組んでいるのですか?」と質問すると、「銀行のおすすめで」
「なぜこの商品で資産運用しているのですか?」と質問すると、「銀行のおすすめで」
最初にお会いしたときに、家計について質問すると、このような回答をされていて、基本販売している人のおすすめで決めていました。
ご相談が進んでいくにつれて、おすすめで決めてはダメだということがわかってきて、ご相談を終えたあとは、きちんと学んで夫婦で決めることの大切さを実感されていました。
今回のご相談で特に印象に残っていることは、住宅ローンを組んでいる銀行さんの対応です。本当にびっくりました。みなさんの参考になると思いましたので、お伝えさせていただきます。
ぼったくり金利?3年固定で1.85%
今回のご相談者さまは、約1500万円の住宅ローンを3年固定金利で組んでいました。
私が、「なぜ3年固定を選んだのですか?」とお聞きすると、「銀行のおすすめで3年固定にしました」と言われました。
夫婦共働き、収入も安定しているのに、3年固定の金利は、なんと1.85%(令和5年3月~3年固定)です。
他の銀行で借りると全期間固定でも1.2%です。
全期間の固定金利より、3年固定の金利が高いなんてありえないです。
高すぎです。ぼったくりです。
借り換えしたほうがいいかと質問をいただきましたが、そう単純な話ではありません。
借り換えする場合は、残債の約2.2%の手数料+諸費用が必要になるので、100万円以上かかってしまいます。
住宅ローンはいつでも条件がいいところに借り換えできると思っている人もいますが、手数料が結構かかるので、最初に住宅ローンを組むときにしっかり考えて決めることが重要です。
そのため、まずは、今借りている銀行に金利引き下げの交渉をしていただきました。
金利引き下げ交渉の具体的なやり方、借り換えするときの注意点は、下記にまとめています↓↓↓
【1級FPが解説】住宅ローンの借り換えは〇〇に相談がベスト!金利だけでなく、借り換えの手数料、団信、手続きに費やす時間を考えよう
銀行さんのまさかの一言に怒りが爆発
電話をすると、銀行の担当者は「この金利は高いですね。借り換えした方がいいですね」と言われました。
ご相談者は、「銀行さんのおすすめでこの前、住宅ローンを借り換りたのに、金利は高いですねってどういうことですか?」と怒っていましたが、こういった銀行もあります。金利を高く借りてもらった方が銀行の利益になるので、こちらがきちんとした知識をもたず、相談をするとカモにされてしまう典型的な例でした。
後日、銀行の担当者から、3つのプランが送られてきました。
●プラン① 今の銀行で3年固定のままで金利を引き下げる ※図の一番左
3年間の金利が1.5%に下がるが、条件変更手数料が11万円必要
●プラン② 今の銀行で13年の期間限定の固定金利にする ※図の中央
金利が13年間0.8%に下がるが、手数料が約90万円必要
●プラン③ 他の銀行で全期間固定金利に借り換え ※図の一番右
金利が全期間1%に下がるが、手数料が約120万円必要
ちなみに、銀行からは教えていただけなかったですが、こちらから質問をして、固定期間3年が終了したときに切り替えると11,000円の手数料ですむこともわかりました。
あなたなら、このプランが送られてきたらどう対応しますか?
まず、プラン①は3年間の金利引き下げに対して、手数料が高すぎるのでダメですね。
3年固定期間の終了後に切り替えると手数料11,000円ですみます。
メリットは、手数料が少ないこと、デメリットは、切り替え時に金利が上昇している可能性があることです。
②は、今の銀行で、固定金利の期間を13年に、金利を0.8%にするために手数料を約90万円支払う。
③は、他の銀行で、全期間を固定金利1%にするために手数料を約120万円支払う。
今、②③の住宅ローンを変えるメリットは金利を一定期間固定できること、デメリットは約90万円~120万円の手数料支払うことです。
夫婦の決断は?
この夫婦は、さらなる銀行への交渉をされて、手数料を11万円から1.1万円の条件で、3年固定内の金利を1.5%に変更しました。
そして、3年の固定期間の終了後、手数料が少ないときに、再度交渉することに決めました。
総返済額はほとんど変わらないのに、手数料を支払うのはもったいないです。
ある程度の貯蓄もあり、今年で子どもの学費も終了するので、もし金利があがっても、繰り上げ返済をすることで金利上昇リスクには対処できます。
銀行から提示された①~③のプランの中だけで決めるのではなく、住宅ローンの基礎知識を学んで、夫婦で考えて銀行に交渉したからこその素晴らしい実践でした。
住宅ローンの基礎を知りたい人はこちらにまとめています↓↓↓
お客様へ
「子どもが巣立ったあとの2人の生活」「家計とどう向き合うのか」など、今後の人生について、本当に真剣に考えてくださったご夫婦でした。
毎回しっかり事前学習やご夫婦での話し合いをして挑んでいただき、ご相談がすごく楽しかったです!
ご夫婦でお金の話を避けていた、最初のほうはそんな雰囲気でしたが、ご相談が進んでいくごとに本音で話ができるようになっていきましたね!
お金について夫婦で話をしたいと思っていても、何から手を付けて、どう話し合うかがわからないとなかなか難しいです。
しかし、家計の問題点とその解決方法を、順番に1つずつ実践するだけで、誰でも夫婦でお金の話ができるようになり、より幸せな夫婦生活を実現できると改めて実感しました。
ご相談後に、「このサービスを受けてからは、夫婦一緒に現実に向かい合い、話し合い、お互いに意見を言い合い、行動できるようになった」と感想をいただき、本当にうれしかったです。夫婦で気軽にお金の話ができることが、家計の土台になります。これからも、一人で考えるのではなく、夫婦で、継続的に、楽しく実践していってくださいね!
磯山FP事務所にご相談いただき、本当にありがとうございました!
今後とも、宜しくお願いいたします。
その他ご相談事例は下記にまとめております↓↓↓
https://isoyama-fp-office.com/category/soudanjirei/
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