40代のご夫婦とお子さま2人の4人家族のご相談事例についてお伝えしていきます。
ご主人に内緒で、約40万円の高額なお金のスクールで学んだが、お金の不安は消えず、ご相談に来られました。物価も上がり、貯蓄から投資と言われている中、まわりに遅れたくない、そんな気持ちから高額なお金のスクールに申し込んだが、結果がでない。このタイプの相談が最近増えています。今回は、高額スクールを受講しても結果がでない原因とその対策についてお伝えします。
相談の全体的な流れと実践内容については、書籍「夫婦貯金年150万円の法則」にまとめているので、よければ参考にしてみてください。
YOUTUBEで全てを語っておりますので、是非ご覧ください。
動画は約10分の長さがありますが、非常に濃い内容ですのであっという間に見ることができます。
動画の内容は文章でもここから下にまとめておりますので、こちらもご覧ください。
目次
お客様の声
まずは、実際のお客様のアンケートをご覧ください。
Q:サービスを利用する前に、どんなお金の不安がありましたか?
A:家計を見ると「自分のためにお金を使いすぎている?」「今月もダメだった。私の管理が悪かった」と自分を責めてしまい苦しかった。
Q:なぜこのサービスを利用しようと思いましたか?
A:約40万円するお金の学校で学んだが、お金が増えていく実感がない。また、学んだだけで具体的な実践まで行動ができなかったから。
Q:なぜ最終的に当サービスを選んだのですか?
A:「夫婦でないと申し込みを受け付けない」という磯山さんの言葉で、自分一人だけでやっても意味がないことに気づきました。主人に隠していた財政状況をみせるのはつらいし、家にお金がいくらあるか見たくなかった。家計の一覧を最初に見せたときも「こんなんでよくやってたなど、きついことは言われず、認めてくれた安心感」が嬉しかったです。この人なら、恥ずかしい部分も開示して、夫婦で取り組めると思ったからです。
Q:実際にこのサービスを受けてみて、どのような点が特に満足されていますか?
A:後から気づいたのは、夫婦でやるのが、一番大事な要素だということです。主人に「一緒に話を聞いてみない?」と最初にいうのは勇気がいりました。主人も最初は怪しいと、とりあえず聞くだけと乗り気ではなかったですが、主人が積極的に家計に関わってくれるようになりました。夫婦で学べたので、夫婦間での共通言語ができ、夫婦でお金の話ができるようになった。
Q:実際にこのサービスを受けてみて、どのような変化がありましたか?
A:見たくないモノこそ見る必要があった。すごいでかいおばけが、カーテンの裏にいると思っていてカーテンを開けるのが怖かったけど、開けてみると小さいかわいい人形だった。将来の不安が減り、どうにかなるというポジティブ感、何かあれば相談できる安心感で家族の生活がより楽しくなりました。
Q:どのような点に価値を感じて有料の継続サポートを選択されたのでしょうか?
A:家計が見える化できており、やるべきことが明確ですが、定期的にお金のことを確認する機会を設けることが重要だと思ったから。夫婦だけで話をしていても、結論がでず、お金をだしてでも第三者のプロを交えて話したほうが、人生がよくなると考えました。
Q:このサービスはどのような方にお薦めだと思いますか?
A:頑張っているけど結果がでない人。諦め始めている人。お金から逃げている人。夫婦でお金の話をできない人。お金使うことにびくびくしている人。
なぜ40万円の高額スクールに申し込んだ?
「なぜ40万円の高額スクールに申し込んだのですか?」と質問すると、次のような回答がありました。
●漠然としたお金の不安があり知識を得られれば、人生が変わると思った
●投資は怖いのできちんと勉強したかった
●高額だから、良い内容だと思った
●私はちゃんと学びにお金とかけて、自分でやろうとして人生と向き合えている感覚になれた
高額なスクールでも結果がでない3つの原因と対策
ご主人に内緒で、3か月間で60分×10回、約40万円の高額なお金のスクールに申し込みされました。しかし、高額なお金のスクールを受講したが、お金の不安は消えず、僕のご相談に来られました。高額スクールに受講しても結果がでない原因とその対策を見ていきます。
①商品を売らない=中立ではない
奥さまは、FPに家を建てるときに一度相談経験があり、そのとき「本当なの? 保険を売りたいだけなのでは…」と感じる面があり、取引関係がない人に純粋にみてもらいたいと思いがありました。「商品を販売=裏でつながっている?」と当時は思っており、具体的な商品の提案がなく、商品の押し売りがないことが中立だと思っていました。このお金の学校のパンフレットにも「中立なので、商品の販売は一切しない」とアピールされています。商品の販売がないから中立なのでしょうか?
投資の基礎知識はスクールで学び、宿題としてこれを踏まえてどの銘柄を買うか考えてきてと言われたそうです。次の面談で「私は○○を買います」と伝えると「いいですね」と言われるだけでした。保険に関しては、考え方を学んだだけで実践はできていませんでした。奥さまは「今から考えると、具体的な実践までのアドバイスをしなくていいので、スクール側は責任をとらなくてもいいし、深い知識がなくてもできるだろうな」と言われていました。
お金の専門家に相談するときは、どこまでの個別サポート(実践ができるか)がついているか確認しましょう。具体的な実践までフォローしてくれないと、なかなか行動に移せません。
②聞きたいことを聞けるのワナ
このお金のスクールは「聞きたいことを質問して教えてもらう」スタイルでした。聞きたいことを質問できるからいいと奥さまは思っていたようです。
奥さまの聞きたいことは、「投資」でした。「保険」や「住宅ローン」はあまり質問しなかったそうです。なぜ質問しなかったかを聞くと「住宅ローンは今から変更できないので、今更後悔したくない。保険は入りすぎているのは分かっていたが、自分の選択が間違えたことに目を向けたくなかった。」と回答がありました。見たくないことに目を向けれていません。
お客様の家計で重要なことは、「投資」ではなく、まさに目を背けていた「保険」や「住宅ローン」などでした。「やりたいこと」と「やらないといけないこと」は違う場合が多いです。
僕は専門家に相談する一番の理由は、気づいてないことを気づかせてもらうためだと考えています。やるべきことをきちんと教えてもらって、気づきをもらえる専門家に相談しましょう。
③一人で頑張っている
投資は奥さまだけ、NISAやiDeCoをしている状況でした。しかし、家計全体から考えると、収入が高いご主人がiDeCoをするほうが、同じ金額でも節税メリットは大きいです。保険も、奥さまの死亡保険は、ご主人が受け取るので、ご主人が決めたほうがいいですね。残された人のための保険なので、一人で考えても意味がありません。ご主人に内緒で学んでいたので、「どこからの情報?」と怪しまれると考え、一人でできるところだけ実践していたようです。
家計のことを一人だけで頑張ってうまくいくのでしょうか? 僕はこれまで、片方だけが頑張ってうまくいかない夫婦をみてきました。夫婦での取り組みをサポートしてくれる専門家を選びましょう。
自分にあったお金の専門家を見極め、使いこなす方法
夫婦の力だけで家計管理ができることがベストですが、夫婦だけで実践できない人もいると思います。その場合、お金の専門家をどう見極め、活用していくのか、誰と一緒に実践していくのかが重要です。専門家を見極め、使いこなすことができるかで人生が大きく変わります。
専門家を見極める3つの方法と使いこなす3つの方法については、書籍「夫婦貯金年150万円の法則」のP74~79の『うまくいかない夫婦は専門家の「いいなりになる」うまくいく夫婦は専門家を「使いこなす」』にて具体的に解説しているので、よければ参考にしてみてください。
お客様へ
やる気満々の奥さまと仕方なく聞いていて、絶対だまされないぞと警戒していたご主人。そこから、奥さまはさらにやる気がみなぎり、ご主人は顔がほがらかになり、いつも笑いであふれる相談時間で、僕もすごく楽しかったです。
高額なお金のスクールの失敗経験から、見たくないことにも目を向け、夫婦で即実践ができ、面談回数10回で家計全体を幸適化できました。
面談後、「13万円で夫婦でマンツーマンでお金について学び、実践できて安すぎる!将来の不安が減り、どうにかなるというポジティブ感、何かあれば相談できる安心感で家族の生活がより楽しくなりました。」という感想はとても嬉しかったです。
この度は磯山FP事務所にご相談くださり本当にありがとうございました。これからも一緒に理想の生活に向けて実践していきましょう!
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