妊娠がわかったとき、
うれしさと同時に多くの方が感じるのが
「これから、いくらお金がかかるのだろう」
という不安ではないでしょうか。
出産に向けては、
・妊婦健診
・出産準備
・育児用品
・出産費用
など、短い期間にさまざまなお金が必要になります。
こうした妊娠期の負担を支える制度として、
2025年4月から「妊娠支援給付金」が始まりました。
10万円以上(胎児数に応じて)の支援が受けられる制度です。
そこでこの記事では、
・妊娠支援給付金の仕組み
・いくらもらえるのか
・いつ申請するのか
をわかりやすく整理していきます。
YOUTUBEで全てを語っておりますので、是非ご覧ください。
動画は約7分の長さがありますが、非常に濃い内容ですのであっという間に見ることができます。
動画の内容は文章でもここから下にまとめておりますので、こちらもご覧ください。
妊娠支援給付金とは?
2025年4月からスタートする「妊婦のための支援給付金」は、国と自治体が妊婦に対して経済的支援を行う新制度です。妊娠の届け出時と、妊娠している子どもの人数に応じて給付が受けられます。ちなみに、出産育児一時金とは別制度です。
・妊娠支援給付金(10万円~)
・出産育児一時金(原則50万円)

いくらもらえる?
妊婦給付認定後に「5万円」、妊娠している子どもの届け出後「5万円×子どもの人数」、10万円以上の給付が受けられる可能性があります。
単胎:10万円
双胎:15万円
三胎:20万円

出典:こども家庭庁「妊婦のための支援給付のご案内妊婦のための支援給付のご案内」
※一部自治体では現金のほか、カタログギフトやクーポン形式での支給もあります。
例:兵庫県西宮市では「giftee Box」で支給
誰がもらえるの?
以下の条件を満たす方が対象です。
・医療機関で妊娠が確認された方(一般的には胎児の心拍確認後)
・流産・死産などの場合でも支給対象となる
所得制限はありません。心拍確認後、住民票のある自治体へ申請することで給付されます。

申請時期
①妊婦給付認定申請・・・医療機関において妊娠が確認された後から
②妊娠しているこどもの人数の届出…出産予定日の8週間前の日から

出典:こども家庭庁「妊婦のための支援給付のご案内妊婦のための支援給付のご案内」
申請の流れ
岡山市の場合の必要書類と手続きの流れは次のようになります。
【申請に必要なもの】

出典:岡山市「妊婦のための支援給付」(妊婦支援給付金)のご案内

出典:岡山市「妊婦のための支援給付」(妊婦支援給付金)のご案内
子ども家庭庁の資料と岡山市で「②妊娠しているこどもの人数の届出」の申請時期について違いがあります。
こども家庭庁の資料:出産予定日の8週間前の日から
岡山市:出生届提出後から出産後4か月頃まで
家計への活かし方
では、この制度を家計としてどう活かせばよいのでしょうか。
私は、次の2つを整理しておくことが大切だと考えています。
①申請のタイミングを確認しておく
②出産費用との関係を整理する
①申請のタイミングを確認しておく
妊娠支援給付金は、
申請しなければ受け取ることができません。
妊娠支援給付金は、国の交付金を財源とした制度ですが、
実施主体は市区町村です。
そのため、自治体ごとに運用方法が異なる場合があります。
「自治体名+妊娠支援給付金」
で検索し、
早めに確認しておくと安心です。
②出産費用との関係を整理する
出産に関する公的支援には、主に次のような制度があります。
・妊娠支援給付金(10万円~)
・出産育児一時金(原則50万円)
これらは別の制度です。
妊娠支援給付金は、
妊娠期の生活や準備を支える支援。
出産育児一時金は、
出産費用そのものを補助する制度です。
制度を整理しておくことで、
「いつ、どの支援が受けられるのか」
が見えやすくなり、
家計の不安は大きく減ります。
制度を整理しておくことが、
安心して出産を迎える準備にもつながります。
まとめ
妊娠支援給付金のポイントを整理すると、
・妊婦給付認定後に5万円
・胎児数に応じて5万円×人数分
・所得制限なし
・原則申請が必要
・実施主体は市区町村のため運用に差がある
という制度です。
金額だけを見ると、
決して大きな給付ではありません。
しかし、
・妊婦健診
・出産準備
・育児用品
など、出産前後は思った以上にお金が動く時期です。
そうしたタイミングで受けられる支援は、
家計にとって心強いものになります。
早めに制度を確認しておくことで、
お金の不安を減らし、
安心して出産を迎えることができます。
増やすより、整える。
整えることの積み重ねが、
きっとこれからの安心につながります。
また次回、一緒に整理していきましょう。
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1級FP 磯山裕樹