元利均等 vs 元金均等|1級FPが『元利均等』をおすすめする理由

住宅ローンを選んでいると、
「元利均等」
「元金均等」
という、
よく分からない言葉が出てきます。

結論から言うと、
個人的には、
ほとんどの人は「元利均等」でよい
と思っています。

今回は、
「元利均等」「元金均等」の違いと、
「なぜ僕が元利均等をおすすめするのか?」
を解説します。

元利均等と元金均等の違い

元利均等は
毎月の返済額が、一定になる返済方法です。
住宅ローンでは、最も一般的な方法です。

元金均等は
元金を一定額ずつ返済していく方法です。
最初の返済額は高いですが、
徐々に返済額は減っていきます。

その代わり、
総利息は少なくなる
特徴があります。

元利均等 元金均等
毎月返済 一定 最初高く徐々に下がる
利息総額 多め 少なめ
家計管理 しやすい やや難しい

実際どれくらい違う?

例えば、
・5,000万円
・金利2%
・35年ローン
で比較すると、

【元利均等】
・毎月返済:約16.5万円
・利息総額:約1,940万円

【元金均等】
・初回返済:約20万円
・最終返済:約12万円
・利息総額:約1,760万円

つまり、
利息差は約180万円
ある一方で、
最初の毎月返済は
約3〜4万円高くなる
イメージです。

なぜ僕は元利均等をおすすめするのか

理由は、次の2つです。

①固定費が読みやすい

住宅ローンは、
何十年も続く固定費です。

毎月返済が一定だと、
・教育費
・貯蓄
・資産運用
など、
家計全体の計画が立てやすくなります。

②返済額を自分で調整しやすい

例えば、
・教育費が増える時期
・収入が不安定な時期
は、繰上返済をせず、
手元資金を厚くする。

逆に、
・収入が増えた
・資産が増えた
タイミングで、
繰上返済をすれば、
利息を減らすこともできます。

返済額を自分で調整できることは
家計の柔軟性を高めます。

元金均等を選ぶ人はどんな人?

元金均等を選ぶ理由としては、
・とにかく利息を減らしたい
・早く残高を減らしたい
などがあります。

もちろん、
「少しでも利息を減らしたい」
という考え方で、
元金均等を選ぶのも、
1つの合理的な考え方です。

ただ、個人的には、
「そこまで元金均等にこだわらなくてもよい」
と思っています。

理由は、
「繰上返済」
「頭金」
でも調整できる
からです。

まずは、
元利均等で家計の流れを安定化し、
余裕ができて、
そのお金を「利息を減らすこと」
に使いたいときは、繰上返済
で元本を減らしていく。

そのほうが、
家計全体では柔軟性が高いと考えています。

まとめ

個人的には、
「ほとんどの人は元利均等でよい」
と考えています。

理由は、
・毎月の返済額が読みやすく、家計管理しやすい
・自分のタイミングで返済を調整しやすい
からです。

住宅ローンは、
何十年も続く支払いです。
そのため、
「利息だけ」
で考えるのではなく、
「家計全体でコントロールしやすいか?」
も含めて、考えていきましょう。

次回は、「住宅ローンを借りる金融機関の比較方法」についてお伝えします。

住宅ローンはどこの銀行で借りる?金利だけで決めないことが大切

この記事が、
家計を整えるきっかけになれば嬉しいです。

 

1級FP 磯山裕樹

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