【1級FPが解説】これで失敗しない!住宅ローンの比較3ステップ

「住宅ローンは金利が一番低いところが一番いい」と思っていませんか?

金利の低さのみで判断すると失敗します。

住宅ローンの金利は毎月変わり、手数料や団体信用生命保険の条件も変わる可能性があります。素人の人が、住宅ローンをどこで借りるか決めて、手続きするのは意外と難しい現実があります。

住宅ローンを比較するときは、金利、手数料、団体信用生命保険の内容などの条件を総合的に判断することが大切です。

今回は、住宅ローン選びを失敗しないための「比較3ステップ」についてお伝えします。

ステップ1:住宅ローンの基礎を学ぶ
ステップ2:比較サイトで相場を知る
ステップ3:金融機関を決める

YOUTUBEで全てを語っておりますので、是非ご覧ください。
動画は約8分の長さがありますが、非常に濃い内容ですのであっという間に見ることができます。
動画の内容は文章でもここから下にまとめておりますので、こちらもご覧ください。

ステップ1:住宅ローンの基礎を学ぶ

何も知識がないと、ご自身に判断基準がなく比較ができません。情報に振り回されて、ご自身にとって最適な住宅ローンを選択できません。

最低でもこれまでお伝えしてきた「住宅ローンの基礎」を学んで住宅ローンを比較しましょう。

【1級FPが解説】住宅ローンを徹底解説!借入額・金利・ローン控除・団信・比較方法・借り換えの考え方

ステップ2:比較サイトを活用する

比較サイトを活用する理由は、相場をつかむことです。今の状況であれば、どのくらいの金利や手数料で借りれる可能性があるか確認しましょう。

さまざまな比較サイトがありますが、モゲチェックなどが有名です。

※モゲチェック パンフレットより

全ての金融機関を比較はできないですが、全国展開しているネット銀行や大手銀行を比較できるので参考になります。

※モゲチェック パンフレットより

比較サイトの実践方法

下記手順で、あなたにあった銀行をいくつか提案してくれます。
情報を入力しても、勧誘などは一切ないので気軽にできます。

①URLから会員登録をする

【新規借り入れ】住宅ローンの比較
【借り換え】住宅ローンの比較

②モゲチェックのサイトで情報を入力する


※モゲチェック パンフレットより

ステップ3:金融機関を決める

住宅ローンを借りる候補や相場を調べたうえで、どの金融機関で申込するかを決めて手続きしましょう。

方法は3つあります。

①比較サイト経由で自己完結
②住宅メーカーさんに相談
③お金の専門家に相談

①比較サイト経由で自己完結

比較サイトを活用して、そのまま申し込み手続きをすることもできます。
たとえば、モゲチェックという比較サイトのメリット・デメリットは次の点です。

メリット

チャットで質問、相談ができる

僕も実際利用してみましたが、丁寧に回答をしてもらえます。

1日1回くらいのスパンでしか、メッセージの返信がないので、住宅ローンの基礎的なことを質問するのにはあまり向いていません。

デメリット

家計全体からのアドバイスはしてくれない

金融機関の比較サイトなので、金利や手数料、団体信用生命保険の内容を総合して比較できます。しかし、固定金利なのか変動金利なのか、ローンの期間は何年にするのか、既に入っている生命保険の内容から団体信用生命保険の内容を決めるなど、家計全体から見たアドバイスはもらえません。

提携ローンが活用できない

提携ローンとは、住宅会社と金融機関が設定しているローンで、表にでている内容より条件が良い場合があります。住宅会社経由でのみ活用できるローンなので、比較サイト経由では利用できません。

手取り足取りは教えてくれない

住宅ローンの金利は毎月変わり、条件も変わることがあるので、本やYOUTUBEなどで調べても、最新情報ではなく、間違った情報で判断している人をよくみかけます。問題に気づいていない人もよくみます。

自分だけで住宅ローンの手続きをするのは、意外とハードルが高いです。たとえば、つなぎ融資が必要な場合、つなぎ融資が可能な金融機関を選択しないといけません。団体信用生命保険などの細かい条件の判断も自分で調べないといけないので結構大変です。

②住宅メーカーさんに相談

住宅メーカーさんに相談する場合のメリット・デメリットは次の点です。

メリット

提携ローンが活用できる可能性がある

提携ローンとは、住宅会社と金融機関が設定しているローンです。表に出ている情報より条件が良い場合があるので、選択肢の一つとして考えましょう。

手続きに慣れている担当者がサポートしてくれる

もちろん、住宅メーカーの担当者は住宅ローンの手続きに慣れているのでサポートしてくれます。

費用がかからない

相談している住宅メーカーさんで住宅を購入していると思うので、住宅ローンの相談は費用がかからない場合が多いです。

デメリット

担当者によって当たりはずれがある

住宅メーカーの担当者は、住宅ローンのプロではありません。住宅を販売するプロです。住宅ローンについて、すごい詳しい人もいますが、詳しくない人もいます。

金融機関を比較することができない可能性がある

住宅メーカーさんが提携している金融機関やお付き合いがある金融機関でのみの比較になることもあります。
「調べてみたらこの金融機関がいいと思うのですがどうでしょうか?」など、疑問に思うことは聞くようにしましょう。

③お金の専門家に相談

お金の専門家に相談するのもメリットとデメリットがあります。

メリット

比較しながら自分に合った銀行を選べる

金融機関に縛られず、さまざまな銀行の金利や手数料などの情報をもとに一緒に考えることができます。

スムーズに手続きができる

手続きも慣れているので、ストレスなくスムーズに手続きできます。

家計全体を見た中で、住宅ローンを選択できる

相談したお金の専門家が住宅ローン以外も詳しい場合、家計全体を考えて住宅ローンをどう組むかを考えることができます。

金利や手数料、団体信用生命保険の内容も重要ですが、それよりも家計の一部として住宅ローンとどうつきあっていくかのほうが重要だと考えます。固定金利なのか変動金利なのか、ローンの期間は何年にするのか、既に入っている生命保険の内容から団体信用生命保険の内容を決めるなど、家計全体から見て住宅ローンを判断しましょう。

デメリット

有料相談になる

アドバイスに対して費用を頂くので、有料になります。無料でアドバイスしてくれる人もいますが、無料ということはほかから収益を得ているということです。その人の利益になる、手数料が高い選択肢に誘導される可能性があるので無料の住宅ローンの相談はあまりおすすめできません。

きちんとした有料の専門家を見つけて、うまく活用する方法については、僕の著書のP70~79の『うまくいかない夫婦は無料に「つられる」、うまくいく夫婦は無料を「警戒する」』『うまくいかない夫婦は専門家の「いいなりになる」、うまくいく夫婦は専門家を「使いこなす」』に具体的に書いているので、よければみてみてください。

まとめ

今回は、住宅ローン選びを失敗しないための「比較3ステップ」についてお伝えしました。

ステップ1:住宅ローンの基礎を学ぶ
ステップ2:比較サイトで相場を知る
ステップ3:金融機関を決める

住宅ローンは大きな借金です。失敗すると人生設計が狂ってしまいます。失敗しないように「比較3ステップ」で実践していきましょう。

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1級FP技能士
磯山裕樹

立命館大学を卒業後、旅行会社に就職。連日の出張や残業による仕事中心の生活から家族の時間を作るため、自分で自由に時間を決められる働き方を求め外資系保険会社に転職。総額200万円を投資して徹底的にお金に関する学びを追求。その結果、富裕層ではなく、かつての私と同じ悩みを持つ子育て世代にこそ自身が体感したサービスが必要だと考え、磯山FP事務所を開業。“お金が理由で子供の選択肢を狭めない未来”を実現できる子育て世代を増やすべく日々奔走中。

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