住宅ローンはどこの銀行で借りる?金利だけで決めないことが大切

住宅ローンを考え始めると、
「どこの銀行がいい?」
「ネット銀行が一番安い?」
「地元の銀行は高い?」
と悩む人は多いです。

ただ、
個人的には、「金利だけ」
で決めない
ことが大切だと思っています。

住宅ローンは、
何十年も続く契約です。

そのため、
・金利
・手数料
・団信
・手続きのしやすさ
なども含めて、
考えることが大切です。

今回は、
「住宅ローンの銀行選び」
について整理していきます。

最初の銀行選びが大切

住宅ローンは、
「後から借り換えればいい」
と思う人もいます。

もちろん、
借り換え自体は可能です。

ただし、
借り換え時には、
・事務手数料
・登記費用

などが、
再度かかります。

例えば、
残高5,000万円
残っている状態で、
借換手数料が借入額の2%前後
かかる銀行の場合。

それだけで、
約100万円
かかる計算になります。
そのため、「とりあえず、
いつも使っている銀行でいいか」
ではなく、「しっかり比較する」
ことが大切です。

個人的には、
「最初の銀行選びを妥協しない」
ことをおすすめしています。

まずは比較サイトで「相場感」を知る

まずおすすめなのは、
「比較サイトで相場感を知る」
ことです。

例えば、
・モゲチェック
・価格.com
などがあります。


※モゲチェック パンフレットより

比較サイトを使う目的は、
「ここで決める」ではなく、
「ネット銀行と地元の銀行で、
どれくらい差があるのか?」

を知ることです。

比較サイトは、
「銀行選びの入口」
として活用するイメージです。

比較するときに見るポイント

住宅ローンは、
「金利」
だけで比較しがちです。

ただ、
実際は、
・事務手数料
・保証料
なども含めて、
「総費用」で考えることが大切です。

例えば、
・金利は低い
・でも事務手数料が高い
ケースもあります。

そのため、
「金利だけ」
ではなく、
「最終的にいくら払うか?」
で比較することが大切です。

まずは、
「総費用」で候補を絞り、
そのあと、「団信」

を比較していくのがおすすめです。

団信は、
「保障が手厚いほど金利上乗せ」
になるケースもあります。
そのため、
「本当に必要か?」
も含めて考えましょう。

ネット銀行と対面銀行の違い

比較項目 ネット銀行 地銀・対面銀行
金利 低めが多い やや高めが多い
手数料 安い場合もある やや高めの場合も
相談 基本オンライン 対面相談できる
手続き 自分で進めることが多い 手続きをサポートしてくれる
審査 厳しめと言われる 柔軟な場合も
提携ローン 一部あり 多い

金利差はどれくらい違う?

例えば、
・借入5,000万円
・35年返済
の場合。

金利差0.1%の違い

例えば、
・0.7%
・0.8%
の差でも、
利息差は約100万円前後
になります。

かなり大きいですね。
そのため、
「少しでも安くしたい」
と思って、
ネット銀行を頑張って利用する考え方も、
もちろん合理的です。

一方で、
借入2,000万円の場合は、
利息差は約40万円前後
になります。

「40万円くらいなら、
対面で安心して進めたい」
という考え方も、
十分ありだと思っています。

ネット銀行の特徴

ネット銀行には、
・金利が低いことが多い
・手数料が安い場合がある
などのメリットがあります。

そのため
「とにかく総費用を抑えたい」
人にとっては、
かなり有力な選択肢です。

ネット銀行は審査が厳しい?

ネット銀行は、
「人件費を抑えている」
ことに加えて、
比較的、
・勤続年数が長い
・収入が安定している
人向けの商品設計になっていると言われることがあります。

そのため、
・自営業
・転職直後
・勤続年数が短い

などの場合は、
「希望額まで借りられなかった」
ケースもあります。

もちろん、
全てのネット銀行がそうではありません。

ただ、一般的には、
「ネット銀行のほうが審査が厳しめ」
と言われることは多いです。

ネット銀行は「自分で進める」場面が多い

ネット銀行は、
基本的にオンライン中心です。

そのため、
・必要書類
・スケジュール管理
・司法書士とのやり取り
などを、
「自分で管理する場面」
が比較的多くなります。

例えば、
・必要書類不足で決済延期
・火災保険手続き漏れ
・融資実行が間に合わない

など、
実際に起こることもあります。

もちろん、
大きなトラブルになるケースは多くありません。

ただ、
「自分で手続きするのが不安」
という人にとっては、
「対面サポート」に価値を感じる場合もあります。

一方で、
「自分でしっかり手続きできる」
人にとっては、
ネット銀行も非常に合理的な選択肢です。

地銀・対面銀行の特徴

① 対面で手続きをサポートしてくれる

地銀や対面銀行では、
「担当者が手続きをサポートしてくれる」
ケースが多いです。

住宅ローンは、
思っている以上に、
必要書類やスケジュール管理が多いので、
「対面で確認しながら進めたい」
人には安心感があります。

② 提携ローンが使える場合がある

提携ローンとは、
「住宅会社と金融機関が提携している住宅ローン」
です。

例えば、
・金利優遇
・保証料優遇

など、
ネットに出ていない条件になるケースもあります。

③「ネット銀行=絶対安い」ではない

ネット銀行は、
金利が低いイメージがあります。

ただ、
「ネット銀行=絶対安い」
とも限りません。

例えば、
2026年3月頃
トマト銀行の全期間固定金利は、
1.6%と、
かなり低い水準でした。

同時期のフラット35は、
1.8〜2.0%前後
だったため、
「地銀なのにかなり安い」
状況でした。

そのため、
「ネット銀行だから安い」
「地銀だから高い」
と決めつけず、情報収集することが大切です。

④「いつも使っている銀行」のメリット

いつも使っている銀行の場合、
・新しく口座を作らなくていい
・公共料金引き落としなどの金利優遇条件を満たしやすい
・家計管理がラク
などのメリットもあります。

僕の考え

個人的には、
「どの銀行が一番良いか?」
ではなく、
「自分たちに合う銀行はどこか?」
で考えることが大切だと思っています。

例えば、
「とにかく最安で借りたい」のであれば、
ネット銀行は有力な選択肢です。

ただし、
「収入が安定している」など、
属性が良いことが前提
になるケースもあります。

一方で、
「対面でサポートしてほしい」のであれば、
地銀や対面銀行も十分選択肢です。

その場合は、
「ネット銀行との差額」
を確認し、
・総費用
・団信
・手続きサポート
・家計管理のしやすさ
なども含めて、
「その差額を払う価値があるか?」
で考えるとよいと思っています。

この記事が、
家計を整えるきっかけになれば嬉しいです。

 

1級FP 磯山裕樹

プロフィールを見る

PAGE TOP
MENU
家計の整え方