住宅ローンをどう組むか考えるにあたって住宅ローンの基礎を複数回に分けてお伝えしていきます。
今回は、団体信用生命保険についてお伝えしていきます。
低金利で金利での差別化が難しいため、各金融機関は団体信用生命保険の内容を工夫して差別化を図っています。
様々な条件の団体信用生命保険があり、どう選択するのか分からない方もいるのではないでしょうか?
団体信用生命保険と民間保険の違いや僕自身の団体信用生命保険の活用法も合わせてお伝えしていきます。
住宅ローンの記事はシリーズ化しています。順番に読み進んでいただくと、「住宅ローンをどうくんだらいいのか?どう見直したらいいか?」と悩んでいる方が、ご自身にとって最適な住宅ローンを判断できるようになります↓↓↓
YOUTUBEで全てを語っておりますので、是非ご覧ください。
動画は約8分の長さがありますが、非常に濃い内容ですのであっという間に見ることができます。
動画の内容は文章でもここから下にまとめておりますので、こちらもご覧ください。
団体信用生命保険とは
団体信用生命保険は団信と略すことができるので、以降団信と表記します。
団信とは、ある一定の条件になったときに住宅ローンの支払いがチャラになる保険です。
一定の条件は、死亡、がん、3大疾病など団信の商品により異なります。
民間の金融機関で住宅ローンを借りる場合は団信加入が絶対条件です。
フラット35は任意になります。
団信が任意の方は、保障を団信でつける、民間保険でつける、2つの選択肢があります。
団信が必須の方は、団信で全て補うか、団信+民間保険のハイブリットでつけるか、2つの選択肢があります。例えば、死亡保障は団信で、3大疾病は民間保険でカバーするなどです。
団信と民間保険の違い
団信と民間保険の違いについて見ていきましょう。
保険料
団信:年齢に関係なく一定
民間:年齢や健康状態、喫煙などの有無で変わる
民間保険だと同じ条件なら年齢が若い方が病気や亡くなるリスクが低いので保険料が安いです。団信の場合は、年齢に関係なく一定になります。
住宅ローンを組む時の年齢が高い場合は団信、若い場合は民間保険の方が安くなる可能性があります。
生命保険料控除
団信:適用できない
民間:適用できる
民間保険に加入すると生命保険料控除といって少し税金が安くなる場合があります。
団信は生命保険料控除を適用できないので、税金面でのメリットは民間保険の方が有利です。
控除という言葉が分からない方は、税金の基礎を別のブログにてお伝えしておりますので、そちらを見ていただけたら理解できると思います。
支払い方法
団信:基本口座振替
民間:口座振替またはクレジットカード
民間保険はクレジットカード払いを選択できる場合が多いです。団信の場合は、一部を除いてクレジットカード払いはできません。
クレジットカード払いにできれば、ポイントが貯まります。
途中で内容を変更や解約ができるか
団信:変更も解約も不可
民間:健康状態が良ければ変更可能、解約はいつでも可能
団信の場合、途中で内容の変更や解約をすることができず、当初決めた内容でローン終了期間まで継続になります。
民間保険の場合、途中変更や解約は可能です。
例えば、3大疾病の民間保険に加入していたが、より内容がよく安価な3大疾病の民間保険が新しくでてきたら健康状態がよければ、変更手続きができます。また、お金が貯まり保険で備える必要がなくなった場合には解約もできます。
お金の使い道
団信:住宅ローンの返済のみ
民間:使い道が自由
団信の保険金は金融機関に入るので、全額住宅ローンの返済に充てられます。
民間保険は、金融機関ではなく、自身にお金が入るので、住宅ローンの支払いに充ててもよいし、生活費や教育費などに充ててもいいです。お金の使い道は自分で決めれます。
団信が向いている人
団信が向いている可能性がある人は下記のような方です。
●年齢が高く住宅ローンを検討する方
年齢が高い場合は、保険料的に有利な可能性があります。
●手元にお金があると使ってしまう方
団信は住宅ローンの返済にのみに使えるので、手元のお金が入りません。
民間保険が向いている人
民間保険が向いている可能性がある人は下記のような方です。
●年齢が若く住宅ローンを検討する方
年齢が若い場合は、保険料的に有利な可能性があります。
●自身でお金の管理ができる方
民間保険のお金の使い道は自由なので、きちんとお金の管理ができる方は向いています。
●定期的に有利な条件に見直ししたい方
民間保険はどんどん良い内容がでてきているので、条件が良くなれば、健康状態がよければその都度見直すことができます。
●生命保険料控除やクレジット払いでのポイントを貯めたい方
民間保険ならではの特徴です。
僕自身の団体信用生命保険の活用法
僕自身は、団信が必須の住宅ローンを借りています。
団信では、最低限の死亡保障のみにしており、民間保険で障害状態などで働けなくなった場合にも住宅ローンは相殺できるようにしています。
つまり、団信+民間保険のハイブリット型にしています。
民間保険を活用している理由しては、上記民間保険が向いている人に全て当てはまるからです。
もし、団信が任意の住宅ローンの場合は、死亡保険も含めて全て民間保険にしていたと思います。
まとめ
今回は、団体信用生命保険についてお伝えしました。
団体信用生命保険と民間保険の違いは下記5つですね!
●保険料
●生命保険料控除
●支払い方法
●途中で内容を変更や解約ができるか
●お金の使い道
違いを踏まえた上で、団信が向いている人は下記のような方です。
●年齢が高く住宅ローンを検討する方
●手元にお金があると使ってしまう方
民間保険が向いている人は下記のような方です。
●年齢が若く住宅ローンを検討する方
●自身でお金の管理ができる方
●定期的に有利な条件に見直ししたい方
●生命保険料控除やクレジット払いでのポイントを貯めたい方
万が一亡くなったりや働けなくなった時などに、住宅ローンを返せなくなるリスクに対しての保険が団信です。
大切なことなので、住宅ローンを考える時は、きちんと検討しましょう!
民間保険をどう選ぶのか、詳しい内容は下記にてお伝えしておりますので、気になる方は見てみてください。
住宅ローンの記事はシリーズ化しています。順番に読み進んでいただくと、「住宅ローンをどうくんだらいいのか?どう見直したらいいか?」と悩んでいる方が、ご自身にとって最適な住宅ローンを判断できるようになります↓↓↓
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