【1級FPが解説】無料相談で損をしないためにやるべきこと

「なぜ、保険に入っていますか?」

「保険屋さんがおすすめだと言ってたから」
「親や友人から入っていたほうが良いと言われたから」
「社会人になったら入るものと思っていたから」
「内容はよくわかってないが、不安だからとりあえず入ってる」

こういった考えで入られてる人は、保険で損をしてる可能性が高いです。

今回は、「保険で損しないためにやるべきこと」についてお伝えします。

YOUTUBEで全てを語っておりますので、是非ご覧ください。
動画は8分の長さがありますが、非常に濃い内容ですのであっという間に見ることができます。
動画の内容は文章でもここから下にまとめておりますので、こちらもご覧ください。

誰にお金の相談をするか?

皆さんからよくある質問は
「NISAってやったほうがいいですか?」
「保険は必要ですか?」
「貯蓄保険はどう思いますか?」
などがあります。

この質問の回答は、誰に相談するかにより変わります。
お金の相談は、銀行、証券会社、保険会社、FPなどがあると思いますが、どうでしょうか、ほとんど全て無料相談ですよね。

なぜ無料相談ができるのか?

たとえば、保険会社で考えてみると、店舗の賃貸費用や人件費、広告費など、保険を販売するためにさまざまな費用がかかっています。

どうして無料で相談することができるのでしょうか?

無料で相談できる理由は、「保険を販売することで手数料が入る」からです。

どのように貯蓄をしたらよいでしょうか?

では、「どのように貯蓄をしたらよいでしょうか?」と保険会社や証券会社の人に聞いたら、どう回答があると思いますか?

保険会社の人に聞くと「株式はギャンブルなので、解約金が固定されている貯蓄保険が安心ですよ!」と回答があるかも知れません。証券会社の人に聞くと「保険でやっても全然増えないので、株でやったほうが増えますよ!」と言われるかも知れません。

なかには、保険や株式のメリット・デメリットを本当にお客様の立場で考え、アドバイスをしている人も数人会ったことがありますが、ほとんどいないと思ったほうが良いでしょう。

なぜなら、保険屋さんが株式を提案しても手数料がないからです。(一部の保険屋さんは証券も販売しています。)証券会社が保険を提案しても手数料がないからです。(一部の証券会社は保険も販売しています。)

営業マンは、自分や家族の生活のために働いているので、収入がなくなると生活ができません。お客様にたくさん商品を買ってもらわないと生活ができないのです。

私は以前外資系の保険会社に勤めていたことがあります。そこでは、保険屋さんはたくさん保険に入ってもらうために、日々めちゃくちゃ努力をしています。保険に入ってもらうための話法や事前の反対処理の練習、関連知識の習得など、本当に死に物狂いで努力をしています。

そんな保険屋さんから何も知識がない人が話を聞くと、当然、不安をあおられ、保険にたくさん入ってしまいます。

保険は「悪」なのか?

では、保険は「悪」なのか?

保険は「悪」ではありません。
私は、保険ビジネスの仕組みが悪いと思っています。2つの問題点があります。

①保険の手数料の受け取り方
最初にたくさん手数料がもらえ、その後はほとんどもらえず、数年で0になる。

②保険の手数料がわからない
不動産や株や投資信託などは、購入するときの手数料がいくらかかるのか明示されています。しかし、保険の場合、保険料のうち手数料がどのくらいかかるのかは明示されていません。

この仕組みから、次の2つの「悪い」保険販売が発生しています。

①新規のお客様をずっと見つないといけない

手数料を得るには新規のお客さまの契約をし続けないと成り立ちません。そのため、既存のお客様のフォローに時間をさけず、ほったらかしになりメンテナンスできていないことが多いです。

1000人を超えるお客様を抱えているある保険屋さんと話をしていたとき、その保険屋さんにお客様から電話がかかってきました。電話が切れて言われた一言に僕はびっくりしました。「○○さんって誰やったかな?」お客様一人一人を覚えていないです。ただ、保険を販売したお客様の一人ということです。

②既存のお客様の保険を乗り換える

「新商品がでたので、乗り換えましょう!」こんな案内を保険屋さんから受けたことはないですか?
新商品と言っても大して内容が変わっていないのに、保険の乗り換えをたびたびしている人が結構います。それは、契約するたびに手数料が発生するからです。

既存のお客様の保険をくるくる回して手数料を得ています。話題になった「ターゲット型の貯蓄保険」がその代表例です。たとえば、運用が105%になると、運用がとまるように設計されており、105%になったときに、その保険を解約して新しい保険に契約を切り替えます。お客様は、保険を切り替えるたびに保険会社の手数料を支払うので、お客様は手数料分どんどん損をしていきます。

手数料の額をきちんとわかるようにして、徐々にもらえる仕組みにしていけば、既存のお客様のフォローをし続けることができ、乗り換え販売も減っていくのではないでしょうか?

生命保険料は一生涯で2番目に高い買い物

一世帯の保険料の平均は約35万円です。家の次に高い買い物と言われています。家が買えるレベルでお金を支払っているのに、ぜんぜん勉強せずに購入しています。

家を買うときは、いろいろ吟味しますよね? 何回も何回も打ち合わせに行って、家を決めていくと思うのですが、保険に加入するときは、2.3回話を聞いてスパッと決めてる人や販売員のおすすめで決めてる人が多いと思います。でも、これって家で考えたらありえないですよね!

無料相談でトータル損をしないために

僕は決して無料相談が悪いと言ってるわけではありません。
無料相談を活用する場合は、「最低限の基礎知識」を学んで、「無料相談は手数料を収入としている認識」を持って、活用するほうが良いと思います。
「最低限の基礎知識」を持つことで、自分自身の判断基準を持って、保険商品を自分自身で判断できます。

これをせず保険屋さんに会ってしまうと、結局、割高な保険や必要のない保険に加入してしまい、相談は無料だが、トータル損をしてしまします。

僕の夫婦の年間保険料は約17万円です。平均よりかなり低いです。一生涯で考えると数百万円の差になります。保険の入り方で数百万円変わってくる可能性があるということです。そして、この数百万円の損をしないために、具体的にやるべきことはたった3つだけです。

①ご自身の状況とすでに入っている保険の把握
②保険の仕組みと3つの弱点の理解
③比較する

実は誰でもできることを、正しくやるだけです。この3つさえしっかり把握しておけば、大きな失敗はないと思うので、次回以降一つずつお話をしていきたいと思います。

まとめ

「保険で損しないためにやるべきこと」は、プロのおすすめで購入するのではなく、3つのやるべきことをして相談することです。

次回は、「①ご自身の状況とすでに入っている保険の把握」についてお伝えします。

【1級FPが解説】そもそも生命保険は必要か?必要ならいくら必要か?

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1級FP技能士
磯山裕樹

立命館大学を卒業後、旅行会社に就職。連日の出張や残業による仕事中心の生活から家族の時間を作るため、自分で自由に時間を決められる働き方を求め外資系保険会社に転職。総額200万円を投資して徹底的にお金に関する学びを追求。その結果、富裕層ではなく、かつての私と同じ悩みを持つ子育て世代にこそ自身が体感したサービスが必要だと考え、磯山FP事務所を開業。“お金が理由で子供の選択肢を狭めない未来”を実現できる子育て世代を増やすべく日々奔走中。

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