【1級FPが解説】自動車保険の等級とは?等級の決まり方と保険料への影響を解説!事故にあっても保険を使わない方が得な場合も

自動車保険の内容は、担当の方にお任せしていて、言われるがまま加入している方が多いと思います。

言いなりでは自分に合っている保険に加入することは難しいです。
少し手間をかけることで、保険料を抑え、自分に合った自動車保険を選択できます。

その具体的な方法について、複数回に分けて解説しています。
それぞれの記事には番号を振っておりますので、順番にご連頂くと理解しやすいです。

今回は「自動車保険の等級とは?等級の決まり方と保険料への影響を解説!事故にあっても保険を使わない方が得な場合も」についてお伝えしていきます。

YOUTUBEで全てを語っておりますので、是非ご覧ください。
動画は約8分の長さがありますが、非常に濃い内容ですのであっという間に見ることができます。
動画の内容は文章でもここから下にまとめておりますので、こちらもご覧ください。

1~20等級ごとに割引率が設定

自動車保険には1~20等級の20段階に等級が分かれています。
新規契約時に6等級からスタートして、1年間無事故だったら1等級ずつ上がります。等級により保険料の割引率が決まり、20等級が一番安いです。

自動車保険の保険料は、定価があり、等級が高いほど割引がきくイメージです。保険金請求をともなう事故を1回起こすたびに、等級が3つ下がります。さらに事故有の割引率が3年続くので、保険金を請求すると保険料が上がってしまいます。


※東京海上日動火災保険 自動車保険パンフレットより

例えば、定価が年間10万円だとすると20等級の方は63%割引なので、保険料は3万7000円です。1等級の方は、108%割増なので、20万8000円になります。同じ内容の保険に加入するのに、等級の違いで年間約17万円も変わってきます。

僕の周りで昔車を頻繁にこする方がいました。その都度、数万円の修理で車両保険を使い、気づいたら等級が1になっており、更新する時に保険料がすごいことになって初めて大きな損をしていることに気づきました。同じ損害保険でも火災保険は何度使っても保険料が変わらないのでそのイメージで自動車保険も思っていたそうです。知っているか知っていないかだけで大きな差になりますね。

なので、等級はめちゃくちゃ大事です。
皆さん大切にしましょう!

無事故割引と事故有割引がある

例えば、15等級の方が保険を使うと、翌年は事故有割引率の12等級になり、3年間は事故有割引になり、3年間保険使わなければ1年毎に1等級ずつ上がり、3年後に無事故割引の15等級になります。
同じ等級でも事故有期間と無事故割引期間は割引率が変わってきます。


※東京海上日動火災保険 自動車保険パンフレットより

15等級で、定価が10万円の保険料だったとすると、保険を使わなかった場合の3年間の保険料は、
1年目:事故無の16等級 割引率54% 保険料4万6000円
2年目:事故無の17等級 割引率55% 保険料4万5000円
3年目:事故無の18等級 割引率56% 保険料4万4000円
3年間の保険料の合計は13万5000円です。

事故をして保険をつかった場合は、
1年目:事故有の12等級 割引率22% 保険料7万8000円
2年目:事故有の13等級 割引率24% 保険料7万6000円
3年目:事故有の14等級 割引率25% 保険料7万5000円
3年間の合計は229,000円になります。

定価が10万円だとすると、3年間で9万4000円の保険料が変わってきます。

事故にあっても保険を使わない方が得な場合もある

事故にあっても保険を使わないってどういうこと?と思う方もおられるかと思います。
見てきたように、車の保険を使うと等級下がり、保険料上がります。

等級により違うのですが、先ほどの例だと保険を使うことで3年間の保険料が9万4000円増えます。例えば、修理費が5万円くらいだと、これから3年の保険料の上がる金額と修理費を比べると、保険を請求せず、自分でお金を払って直した方が得ですよね。

小さな修理費で保険を使ってばかりいると、どんどん等級が下がってきて保険料が上がっていくので、なんでもかんでも保険を使ったらよいというわけではないですね。

等級が下がる事故と下がらない事故

自動車保険を使うと必ず等級が3つ下がるわけではありません。
等級が下がらないもの、等級が1つだけ下がるもの、等級が3つ下がるものがあります。
各補償内容は次回以降に詳しく説明しますね。

等級が下がらないもの

●人身傷害補償
●弁護士費用、個人賠償、代車費用、ファミリーバイク特約

等級が1つ下がるもの

●事故原因が下記の場合の車両保険
●火災、爆発、台風、竜巻、洪水、高潮による損害
●落書き、窓ガラスの破損、いたずら、盗難による損害など
●飛来中、落下中の他物との衝突

等級が3つ下がるもの

上記以外

まとめ

今回は、「自動車保険の等級とは?等級の決まり方と保険料への影響を解説!事故にあっても保険を使わない方が得な場合も」について解説しました。

その他の自動車保険の見直しの具体的な方法については、下記にまとめておりますので、是非ご覧いただき、実践してみてください↓↓↓

【1級FPが解説】自動車保険見直しのすべて|まとめ記事

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