お金専門のパーソナルトレーナーの磯山です。
家計の見直しと聞いて、皆さんはどんなイメージでしょうか?
「家計の見直しって節約のことですよね。食費を削ったり、旅行に行くのを辞めたり、そんなことすると人生楽しくないですよね?」と思っている方もいるかもしれません。
家計の見直しは何かを我慢するものという固定概念で、誰でも簡単にできる家計の見直しをされず、人生で1000万円以上損されている方が実は多いのです。
節約と家計の見直しは別物です。
私が考える家計の見直しとは、生活の質を下げず家計を最適化することです。
単なる生活の質を下げる節約では長続きしないのです。
また、節約すればするほど良いというものでもないのです。
家計の最適化とは人生をどう生きたいか、優先順位をつけてあなたに合った家計の見直しをすることです。
家計を最適化して人生において1000万円以上の手取りを増やし、同じ収入なのに経済的に豊かな人生を過ごしている方もいます。
「1000万円も本当に変わるの!?」と疑問に思う方もいるかと思いますが、僕のお客様の家計最適化で平均約30万円年間の無駄を削減できています。25歳~65歳の40年で考えると1200万の効果があります。
やるなら早い方が、効果が大きいですね!
現在では、本やYOUTUBEやネットで家計の見直しに関してたくさんの情報があります。
しかし、このように、家計の最適化ができている人とできていない人の間には、どのような違いがあるのでしょうか。
今回は「人生で数千万損しないために、家計の見直しで成功する人と失敗する人の違い」についてお話したいと思います。
今までたくさんの家庭の家計を見てきましたが、私の経験から「家計の見直しで成功する人と失敗する人の違い5選」のうち、前編は5選のうち2選をお伝えしますね!
目次
単なる節約ではなく家計の最適化が大切だと実感した私の実体験
そもそもなぜ家計の最適化が大切だと感じたのか、僕の旅行会社時代にある実体験によるものです。
お客様とハワイ旅行の同行をしている時、今使うお金と将来使うお金を明確化することの大切さを実感しました。
70代のご夫婦の方と一緒にハワイに行きました。ハワイには世界一星空がきれいなマウナケアという山があります。しかし、そのご夫婦は持病を持っていたため、標高が高いハワイ星空ツアーに参加することができませんでした。その時にご夫婦が発した言葉が今でも印象に残っています。
「星空見たかった。若い時に来たらよかったな。今、お金はあるができないことも多いな~」とおっしゃっていました。いろいろお話していると、「若い時のご主人の収入で旅行に行くお金は十分にあったが、とにかく教育費と老後の貯蓄のことばかりを考えて、中々お金を使うことができなかった。」とおっしゃっていました。
若い時にしかできないこともある、今と将来のお金のバランスが大切だと実感した経験でした。
違い①失敗する人は我慢に頼る節約を頑張っているので一時的で継続できない
失敗する人は我慢に頼る節約を頑張っているので、一時的で継続できていません。
成功する人は気持ちに優しい仕組みで継続できています。
具体的な事例をいくつか見ていきましょう!
【事例】食費など我慢して節約を頑張っていませんか?
失敗する人は変動費から見直し、我慢する節約をしています。
成功する人は固定費から見直し、我慢しない節約をしています。
食費を月30000円に抑える、外食しない、美味しいもの食べたりするのを我慢している方はいませんか?我慢する節約は長続きしない傾向があります。
家計は固定費と変動費に分けることができます。
固定費は住居費、水道光熱費、通信費、保険料などです。
変動費は食費、日用品費、娯楽費、交通費、医療費、被服費、美容費、教育費、交際費などです。
まずやるべきことは、心理的ストレスが少なく、継続しやすい固定費からの見直しです。
固定費は一度見直したら、その後何もする必要が無いですね。
それでも、さらに家計の見直しが必要なら、変動費を考えていきましょう。
変動費はストレスがたまりすぎないくらいで、自身の気持ちとバランスをとることに気をつけてくださいね。
【事例】なんとなく貯蓄していませんか?
失敗する人は感情に頼り、なんとなく貯蓄をしています。
成功する人は感情に頼らない仕組化による貯蓄をしています。
収入が40万、支出が30万なので計算上では年間120万貯まっているはずなのに貯まっていない!
よくある話です。人生計算通りにはいきません。人間誘惑には中々勝てず、あったらあった分使ってしまいますよね・・。
その場合、「収入―支出=貯蓄」ではなく、「収入―貯蓄=支出」に考え方を変えてみてはいかがでしょうか?
年間120万貯める目標があるのであれば、感情に頼らず月10万円は自動的にお金をよけれる仕組み、財形、NISA、iDeCoなどの自動積立などを活用し、先取り貯蓄をしてみましょう!
【事例】家計の100点を目指していませんか?
失敗する人は100点を目指し、やることやらないことを決めてないです。
成功する人は80点を目指し、やることやらないことを決めています。
最近、楽天経済圏の条件が悪くなってきていますね。楽天経済圏からペイペイやドコモ経済圏に移行した方がよいのだろうかと思い、細かな部分まで情報収集している人がたまにいます。
僕は100点を目指して細かな部分まで考えなくても良いと思います。やるかやらないかは大きな差になりますが、80点と100点は小さな差です。100点を求めるとかなり時間がかかります。80点取れたら、それでいいくらいの気持ちでやっていきましょう。
ネット、YOUTUBE、広告など次から次へと情報が入ってくる時代です。
情報に惑わされないためにも、僕はやることとやらないことを決めておく方法が良いと思っています。
下記僕が実践しているやること・やらないことの一部になります。
家計の見直しができてくると、貯蓄額が増え、効果が目に見えて分かるので嬉しくなります。
やればやるほど効果が出るので、そのうちお金を使うことに罪悪感が出てきます。
これま家計の見直しをした方なら一度は通る道かと思います。
僕も昔はそんな時期があり、お金を使うことが苦しかったですが、やることとやらないことをきちんと決めることで解決をすることができました。
以前は旅行に行っても「これは高いかな・・」とか考えてしまっていたのですが、今は旅行に行くとそこは楽しみのお金を使う場所なので、やりたいことにはお金を使え、ちゃんと楽しむことができています!笑
人生の価値観は皆違うと思いますので、皆さんの家庭に合わせて考えてみてくださいね。
違い②失敗する人は部分的な家計の見直しをしている
失敗する人は部分的な最適をしています。
成功する人は全体的な最適をしています。
【事例】皆さん保険ショップで保険の比較をして満足していませんか?
今は保険ショップで複数の保険商品を比較して保険を選ぶことができるのが当たり前になってきました。
そんな中よくあることが、全てを保険で解決してしまうことです。
「様々な保険商品を比較してすごく良い貯蓄保険に加入できた!」と思っておられる方をよく見ます。
しかし、「貯蓄保険の中では良い商品かもしれませんが、貯蓄する方法にはその他にもiDeCoやNISAなどもあると思いますが、保険ショップでそれぞれメリット、デメリットを比較して検討されましたか?」とお聞きすると多くの方が「比較していない」と回答をされます。
実は保険ショップで保険だけを見直しをしても効果が薄く、むしろマイナスになっている方も多いのです。
保険だけを見直しするのではなく、家計全体を見直し、家計の全体最適を実現しましょう!
また、以前のブログでもお伝えしましたが、保険は保障で貯蓄には向いていないので、貯蓄が目的であれば貯蓄保険には入ってはいけません!
気になる方は下記ブログを読んでみてください。
まとめ
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
「家計の見直しで成功する人と失敗する人の違い5選」のうち、前編は2選をお伝えしました。
違い①失敗する人は我慢に頼る節約を頑張っているので一時的で継続できない
違い②失敗する人は部分的な家計の見直しをしている
皆さんに当てはまるものはありましたか?
家計を最適化して人生において1000万円以上の手取りを増やし、同じ収入なのに経済的に豊かな人生を過ごしている方もいます。
何か自分自身に当てはまることがあれば、是非実践してみてください。
次回後編では、家計の見直しで成功する人と失敗する人の違い5選のうち、残り3選をお伝えしますね!
楽しみにしておいてください!
※本書は情報の提供のみを目的として作成されたものであり、個別の金融商品の勧誘を目的としたものではありません。本書中の情報は、当社において信頼できると考える情報源に基づいて作成していますが、その情報の正確性、信頼性について保証するものではありません。
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