住宅ローン、借り換えより簡単に金利を下げる方法

「今借りている住宅ローンより、
金利が安い銀行を見つけました。
借り換えしたほうがいいですか?」

こうした相談は、
かなり多いです。

例えば、
・今の金利:1.0%
・借り換え後:0.8%
なら、
「絶対借り換えしたほうが得では?」
と思う人もいるかもしれません。

ただ、
住宅ローンの借り換えは、
「金利だけ」
では決まりません。

なぜなら、
・借り換え費用
・手間
・時間

などがかかるからです。

個人的には、
「まず今の銀行へ相談」
がおすすめです。

今回は、
「他行への借り換え」
より、「今の銀行での条件変更」
を先にやるべき理由をお伝えします。

住宅ローンの金利を下げる方法は2つ

住宅ローンの金利を下げたい場合、
選択肢は大きく2つです。

① 他の銀行へ借り換え

今の住宅ローンを完済して、
新しい銀行で住宅ローンを組み直す方法です。

② 今の銀行で条件変更

今借りている銀行で、
「金利を下げられないか?」
相談する方法です。

銀行によっては、
・金利引き下げ
・条件変更
などの名前で案内されています。

他の銀行へ借り換える場合の費用

他の銀行へ借り換える場合、
さまざまな費用がかかります。

例えば、
・現在の銀行への完済手数料
・新しい銀行の事務手数料
・保証料
・印紙税
・登記費用
・司法書士報酬
などです。

借り換え費用のイメージ

例えば、
残高2,000万円
を借り換える場合。

借り換え費用は、
約70万円前後
かかるケースがあります。

主な内訳は、
・完済手数料:0〜3万円程度
・事務手数料:約44万円
(借入額 × 2.2%の場合)
・印紙代:約2万円
・登記費用・司法書士報酬:約15〜20万円
などです。

借り換えは手間もかかる

借り換えでは、
・銀行比較
・仮審査
・本審査
・書類準備
・契約
など、
意外とやることがあります。

・源泉徴収票
・印鑑証明
・住民票
など、
書類集めも大変です。

さらに、
他行へ借り換える場合は、
「団信の再審査」
があります。

健康状態によっては、
借り換えできない
ケースもあるため、
注意しましょう。

今の銀行で条件変更する場合

一方、「今の銀行で金利交渉」する場合。

必要なのは、
・電話
・来店
・簡単な手続き
程度で済むケースもあります。

私自身も、
以前交渉したことがありますが、
手数料5,500円+印紙代
程度でした。

手続き時間も、
約30分ほどでした。

なぜ今の銀行も応じることがある?

銀行も、
「住宅ローンのお客さまを失いたくない」
からです。

もし借り換えされると、
・利息収入
・メイン口座
・クレカ
など、
さまざまな取引を失う可能性があります。

銀行側も、
借り換えされるより、
「今の銀行で継続してもらう」
ほうがメリットがあります。

そのため、
「他行で比較している」
ことを伝えると、
条件変更に応じてくれるケースがあります。

なお、
銀行によっては、
「条件変更できない」
ケースもあります。

その場合は、
他の銀行で借り換えも選択肢になります。

金利引き下げ交渉の流れ

個人的には、
「まず今の銀行へ相談」
がおすすめです。

その際は、
次の流れがおすすめです。

① 他行の条件を調べる

まず、「自分が借りている金利より、
低い条件があるか?」を調べます。

モゲチェックなどの比較サイトを使うと、
相場感を確認しやすいです。

※モゲチェック パンフレットより

多くの比較サイトでは、
「借り換え費用」も含めて、
「実際にどれくらいメリットがあるか?」

を試算してくれます。

② 今の銀行へ丁寧に相談

例えば、
「他行で低金利条件が出ていて、
借り換えも検討しています。

できれば、
今の銀行で継続したいので、
条件相談できませんか?」
くらいで十分です。

大切なのは、
「上から目線で交渉しない」
ことです。

実際に条件を決めるのは、
担当者ではなく本部です。

そのため、
「この人のために頑張りたい」
と思ってもらえるほうが、
うまくいきやすいです。

③ 銀行から提示された条件を確認する

今住宅ローンを借りている銀行も、
「他行へ借り換えると、費用や手間がかかる」
ことは理解しています。

そのため、
借り換え費用なども加味したうえで、
条件を提示
してくれます。

例えば、
・現在の金利:1.0%
・他行の金利:0.8%
だからといって、
必ず0.8%まで下げてくれるわけではありません。

また、銀行によっては、
・公共料金引き落とし
・クレカ契約
・投資信託積立
・定期預金
などを条件に「金利優遇」
を提案されることもあります。

 

ただ、
借り換え費用や手間を考えると、
多少金利差があっても、
「今の銀行で条件変更したほうがメリットが大きい」
ケースもあります。

そのうえで、
今の銀行の条件に納得できなければ、
他行への借り換えを検討しましょう。

もちろん、
金利引き下げ交渉が、
うまくいかないこともあります。

ただ、
ほとんど手間なくできるので、
「ダメ元でもやってみる価値はある」
と思います。

まずは、
気軽に相談してみましょう。

この記事が、
家計を整えるきっかけになれば嬉しいです。

 

1級FP 磯山裕樹

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