【1級FPが解説】住宅ローンの借り換えは〇〇に相談がベスト!金利だけでなく、借り換えの手数料、団信、手続きに費やす時間を考えよう

今回は、「今借りている住宅ローンより金利が安い銀行を見つけたのですが、借り換えをするべきでしょうか?」とご質問をいただきましたので、回答をしていきます。

借り換えには、複雑な手続きに費やす時間と借り換えにかかる費用がかかるので、金利だけの比較ではなく、時間とコストを総合的に考えて実行していきましょう。

住宅ローンの記事はシリーズ化しています。順番に読み進んでいただくと、「住宅ローンをどうくんだらいいのか?どう見直したらいいか?」と悩んでいる方が、ご自身にとって最適な住宅ローンを判断できるようになります↓↓↓

【1級FPが解説】住宅ローンの基礎|まとめ記事

YOUTUBEで全てを語っておりますので、是非ご覧ください。
動画は約6分の長さがありますが、非常に濃い内容ですのであっという間に見ることができます。
動画の内容は文章でもここから下にまとめておりますので、こちらもご覧ください。

借り換えで有利になる可能性が高い条件

借り換えで有利になる目安は、下記3つを満たす場合とよく言われています。

●残高1000万以上
●残期間10年以上
●金利が1%以上低くなる

今借りているA銀行の住宅ローンの金利が1%で、B銀行に借り換えしたら0.9%になる場合、金利が少しでも安くなるのであれば、借り換えした方がいいのでは、と考える方もいるかもしれませんが、そうではありません。

なぜなら、借り換えするには、様々な費用がかかるからです。

借り換えにかかる費用は下記のようなものがあります。(金融機関により異なります)

●現在の住宅ローンを一括返済する手数料 約3万円
●新しい住宅ローンの手数料または保証料 残高の約2%
●印紙税 1.2万円
●登録免許税 残高の0.4%
●司法書士報酬 6~10万円

例えば、残債1000万円で借り換えする場合、費用は約35万円程度かかります。

●現在の住宅ローンを一括返済する手数料 約3万円
●新しい住宅ローンの手数料または保証料 残高の約2%→20万円
●印紙税 1.2万円
●登録免許税 残高の0.4%→4万円
●司法書士報酬 6~10万円

残りの返済期間が10年だとすると、ローンの支払いが月3000円(35万円÷10年÷12か月=約3000円)のメリットが出た場合にとんとんになります。
しかも、借り換えには、手続きに時間も取られてしまいます。

借り換えには、複雑な手続きに費やす時間と借り換えにかかる費用がかかるので、金利だけの比較ではなく時間とコストを総合的に考えて実行しましょう。

今の銀行への交渉が優先

借り換えには、コストも時間もかかるので、僕のおすすめは、まず住宅ローンを借りている銀行へ交渉することです。

必ず金利が下がるとは限りませんが、面倒な手続きをせず、金利を下げることができる可能性があります。出てきた条件と借り換えした場合の条件を検討して、住宅ローンを今の銀行で続けるのか、変更するのか決めるのが楽です。

金利の引き下げ交渉の場合は、借り換えにかかる費用は数万円の手数料と印紙代のみです。
今住宅ローンを借りている銀行も、借り換えする場合、様々な費用がかかることは当然知っているので、それを加味した上で条件を提示してくれます。

ただ、何も持って行かず、金利を下げてくださいでは、難しいです。
金利引き下げ交渉をする際は、借り換えした場合の見積もりや条件などを持参しましょう。

例えば、様々なサイトで住宅ローンを一括比較できるサイトがあるので活用すると便利です。
僕が普段利用しているのはモゲチェックというサイトです。収入や住宅ローンの情報を入力すると、借り換えのメリットがある住宅ローンをいくつかピックアップしてくれます。また、チャットで質問もできるので、分からないことがあれば聞くこともできます。

また、住宅ローンの基礎知識がないと、借り換えの際も金融機関さんの言いなりになってしまうので、最低限の知識は学んで、相談しましょう。
下記ブログにて、最低限の住宅ローンの基礎知識をまとめていますので、参考にしてみてください。

【1級FPが解説】住宅ローンの基礎|まとめ記事

借り換えの際は、団体信用生命保険の条件も注意

最近は、低金利で金利での差別化が難しいため、各金融機関は団体信用生命保険の内容を工夫して差別化を図っています。
様々な条件の団体信用生命保険があります。

同じ金利なら、内容が良い団体信用生命保険の方が良いかもしれません。
しかし、その団体信用生命保険は本当に必要なのでしょうか?
無料でついてくるものもありますが、金利を上乗せするタイプの場合、あなたの家族にとって必要な保障なのか考える必要があります。
また、必要な保障の場合、団体信用生命保険にするのか、民間の生命保険にするのかで違いがあります。

下記のブログにて、団体信用生命保険と民間保険の違いや僕自身の団体信用生命保険の活用法をお伝えしているので、参考にしてみてください。

【1級FPが解説】団体信用生命保険(団信)と民間の生命保険の5つの違い|団信が向いている人・民間保険が向いている人

まとめ

借り換えには、複雑な手続きに費やす時間と借り換えにかかる費用がかかるので、金利だけの比較ではなく、時間とコストを総合的に考えて実行しましょう。

僕のおすすめは、まず今住宅ローンを借りている銀行へ交渉することです。
必ず金利が下がるとは限りませんが、面倒な手続きをせず、金利を下げることができる可能性があります。

出てきた条件と借り換えした場合の条件を検討して、住宅ローンを今の銀行で続けるのか、変更するのか決めるのが楽です。

少しの時間を作って行動するだけで、数十万円変わる可能性があるので、実践してみてください!

住宅ローンの記事はシリーズ化しています。順番に読み進んでいただくと、「住宅ローンをどうくんだらいいのか?どう見直したらいいか?」と悩んでいる方が、ご自身にとって最適な住宅ローンを判断できるようになります↓↓↓

【1級FPが解説】住宅ローンの基礎|まとめ記事

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