生命保険はいるのか?いらないのか?よく分からないという方は、このブログを見ることで、「自分自身の判断基準を持って、生命保険を選択できる考え方」を得ることができます。
今回は、人生で数百万損しない!無駄な保険に入らないために考えるべきたった3つのことの中の「保険の比較」についてお伝えしていきます。
YOUTUBEで全てを語っておりますので、是非ご覧ください。
動画は6分の長さがありますが、非常に濃い内容ですのであっという間に見ることができます。
動画の内容は文章でもここから下にまとめておりますので、こちらもご覧ください。
僕が昔加入していた保険
こちらは僕が昔加入していた保険です。
万が一僕が亡くなってしまった時に子供の生活費や教育費を準備するための保険になっています。
以前、保険の仕組みの部分で解説した「収入保障保険」です。
毎月20万を末子が大学を卒業する55歳まで天国からATMのように支払うイメージです。
32歳で万が一亡くなった場合は、毎月20万円が23年支払われますので、総額5,520万円です。
それに対して保険料は掛け捨てで、月4,420円が23年続いて約122万円になります。
しかし、この保険は今加入していません。
今加入している保険
僕が今加入しているのは、この保険です。内容はほぼ一緒です。何が違うのか、保険会社を変えています。保険会社を変えることで、保険料4,420円か2,446円に下がり、毎月約2000円、23年間で総額約50万円変わります。夫婦で約100万円変わりました。
保険会社ごとに細かな条件の違いがあるので確認が必要ですが、保険会社には年齢、性別、分野などにより得意分野と不得意分野があり、半額になったりすることもあるということです。
同じ内容なら比較して安い選択をしましょう。
安ければいいということではない
ただ、注意するポイントは、安ければいいというものではないということです。
がんの給付の定義
例えば、がんと診断されれば100万円の一時金がもらえる保険があります。
では、同じ100万円がもらえるなら保険料が安いものがいいのか?
これは安ければいいってもんではないです。
100万円がもらえる条件が違うからです。
100万円が出るがんの状態は、悪性新生物なのか?上皮内がんなのか?がん罹患の約10%は上皮内がんなので、どの状況でもらえるのか確認が必要です。
100万円受取る治療対象の違いもあります。
健康保険適用の治療だけなのか?実費が必要な自由診療も対応してくれるのか?
100万円が何回でるのかの違いもあります。
1回だけなのか?1年に1回なのか?2年に1回なのか?
2回目以降のもらえる条件の違いもあります。
2回目以降も入院が条件なのか?通院でもいいのか?経過観察でもいいのか?
このように、保険は一定の条件になるとお金出てくる契約なので、この条件をしっかり確認することが大切です。
その他の給付定義
三大疾病の定義は、急性心筋梗塞なのか?心疾患なのか?、脳卒中なのか?脳血管疾患なのか?など全然範囲が違います。
働けない時に備える保険では、働けない条件は何か?働けない時のみに給付されるのか?働けるようになっても給付されるのか?などの違いがあります。
医療保険では、1泊2日しなきゃいけないか?日帰り入院も対象になるか?などの違いです。
介護保険では、回数限定で給付されるのか?介護であれば給付されるのか?要介護度合は?などの違いがあります。
このように出る条件が違ってくるので、保険料と内容を確認しながら決めていきましょう。
繰り返しになりますが、安ければいいというものではないです。
大変な時に役に立つ、自分に合った条件の保険を選択することが大事です。
貯蓄保険はベスト!?
また、貯蓄保険は、貯蓄の方法としてベストなのかということも考える必要があります。
貯蓄するには、銀行、NISAやiDeCoなどいろいろありますよね。
それぞれのメリットデメリットを比較して、選択されているのかということです。
会社の団体保険を活用
会社によっては福利厚生制度で団体保険があります。
保険は定価が決まっており、割引をして加入することは基本できないのですが、団体保険では割引して加入することができます。
配偶者や子どもも入れる団体保険が用意されている場合もあります。
団体保険はメリットだけではなく、デメリットもあるので、活用する場合はしっかり確認しておきましょう。
団体保険のメリット
●保険料が安い
企業が一括して加入者を管理することができるため管理コストが低く、広告宣伝費、保険を販売する人を介するコストも必要ありません。その分保険料を安く設定できています。
●加入が容易な場合もある
医師の診査が必要ない場合や健康の告知する範囲が緩く加入しやすい場合もあります。
●配当金が受け取れる場合もある
1年ごとに従業員の死亡率等の収支計算を行い、剰余金が発生すれば配当金を受け取れる場合があります。
団体保険のデメリット
●退職後継続できない場合もある
例えば、病気になり会社を辞めて、団体保険を継続することができない場合、新たな保険に入れない可能性があります。
退社後も継続利用できる団体保険もありますので、会社に確認しましょう。
継続できる場合も、一般的には年齢制限があり、例えば、75歳までは継続できるなど条件が決まっています。一生涯終身の保障を目的とする場合は向いていません。
●1年更新型なので年齢が上がると保険料が高くなる
保険料が年齢が若い時には安く、年齢が上がると高くなります。
ただし、これはデメリットだけではなく、メリットの部分もあります。
若い時だけ、保険に加入する場合は、安い保険料で加入できるので、団体保険が向いている可能性があります。
一生涯保険料が平準化して変わらない保険商品もあるので、その方が良いという方は向いていないです。
まとめ
4回に分けて、人生で数百万損しない!無駄な保険に入らないために考えるたった3つのことについてお伝えをしてきました。
1つ目が、ご自身の状況と既に入っている保険の把握すること。
2つ目が、保険の仕組みと保険の3つの弱点を理解すること。
3つ目が、比較して入るということ。
この3つを外さないようにすれば、自分に合った保険にご加入することができると思いますのでぜひやってみてください!
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