「教育と老後資金はいつ貯めたらいいのでしょうか?」
「コツコツ毎月積み立てしていけばいいのでしょうか?」
実は、お金の貯めどきは、2つの期間しかありません。この期間を逃すと、お金を貯めることはできません。
教育と老後資金を貯めるためには考える順番が大切です。
ステップ①いくら貯めるかを設定する
ステップ②いつまでに貯めるか決める
ステップ③どの手段で貯めるかを決める
今回は「ステップ②いつまでに貯めるか決める」について解説します。
YOUTUBEで全てを語っておりますので、是非ご覧ください。
動画は約6分の長さがありますが、非常に濃い内容ですのであっという間に見ることができます。
動画の内容は文章でもここから下にまとめておりますので、こちらもご覧ください。
お金を貯めれる2つの期間
お金を貯めれる期間は2つあります。
①子どもが小学生まで
②末子が大学を卒業して退職するまで
子どもが中学校~大学までは教育資金が大きくかかるので、ここで貯めることは難しいです。
まず、末子が大学卒業するときの夫婦の年齢を確認しましょう。
●末子が大学を卒業する年齢から退職する予定年齢まで期間が短い→子どもが小学生のうちに貯める
●末子が大学を卒業して退職するまでの期間がある→2つの期間でどう貯めるかのバランスを決める
子育て世代が大変なところは、今と将来(教育資金と老後資金)のバランスをとらないといけないことです。どのように考えてバランスをとるのかについては、僕の書籍の第一章「家計がうまくいく夫婦の考え方」でお伝えしています。
また、いつまでに貯めるかのポイントは次の2点です。
①教育資金は小学2年生を目標に貯める
②教育と老後のお金は同時並行で貯めない
これらのポイントは、書籍のP174~177に詳しくお伝えしているので、参考にしてみてください。
事例①A夫婦
現在の年齢:夫婦35歳、子ども7歳と4歳
末子の大学卒業年齢:53歳
退職予定年齢:65歳
教育資金の目標:私立理系550万円×2人分
65歳時点の老後資金の目標:3150万円
A夫婦は次のように計画を立てました。
●末子が小学校卒業までに教育資金を貯める
●子どもが中学校~大学は進路により、そのときの状況で老後資金も貯めるか判断する
●末子が大学卒業するとき、仮に貯蓄が0になった場合も、65歳まで12年あるのでそこで貯める。貯めれなければ70歳まで働く
A夫婦は、高校まで公立を想定しているので、高校までは日々の生活費から教育費を捻出し、まとまったお金が必要な大学は別で準備しようと考えてます。現在、教育資金のために準備できているお金は300万円、児童手当の見込みが400万円なので、残りは400万円になります。400万円を8年で準備するために、毎月42,000円の先取り貯蓄をすることを決めました。
事例②B夫婦
現在の年齢:夫婦41歳、子ども0歳と3歳
末子の大学卒業年齢:63歳
退職予定年齢:65歳
教育資金の目標:私立理系550万円×2人分
65歳時点の老後資金の目標:3150万円
末子の大学卒業年齢が63歳で退職予定年齢が65歳の夫婦です。この場合、65歳で退職する場合は、子どもが巣立ってから2年間しかありません。
B夫婦は次のように計画を立てました。
●上の子が小学2年生までに教育資金を貯める
●高校からは私立に行く可能性があるので、上の子が中学3年生までに老後資金も貯める
●末子が大学卒業後は、老後資金が貯まるまで長く働けるように健康に気をつける
教育費のために準備できているお金は500万円、児童手当の見込みが400万円なので、残りは200万円になります。ただし、高校から私立に行く可能性があるので、夫婦にとって無理のない貯蓄額として毎月10万円を積み立てしていくことを決められました。
まとめ
「教育と老後資金を貯める3ステップ」の中の「ステップ②いつまでに貯めるか決める」について解説しました。
お金を貯めれる期間は2つあります。
①子どもが小学生まで
②末子が大学を卒業して退職するまで
まず、末子が大学卒業するときの夫婦の年齢を確認しましょう。
次に、今と将来(教育資金と老後資金)のバランスを考えながら、夫婦でいつ貯めるかを決めていきましょう。
次回は「ステップ③どの手段で貯めるかを決める」について解説します↓↓↓
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