【ご相談事例】保険の見直し後、数年でがんになった。給付金620万円→8566万円に。真剣に見直しして本当によかった。

今回は、「保険を真剣に考えたことで人生が変わった」咽頭がん、舌がんに罹患された40代男性(ご主人:会社員、奥さま:パート、お子さま:2人)の保険見直しの相談事例についてお伝えします。

「保険を真剣に考えていますか?」

この質問に、「保険の内容はよくわかっていない」「保険屋さんの言われるがまま入っている」など、「ご自身や家族を守ることがきる保険に入れている」と自信をもって言えない人はぜひ、一度真剣に保険と向き合ってみましょう。

相談の全体的な流れと実践内容については、書籍「夫婦貯金年150万円の法則」にまとめているので、よければ参考にしてみてください。

YOUTUBEで全てを語っておりますので、是非ご覧ください。
動画は約10分の長さがありますが、非常に濃い内容ですのであっという間に見ることができます。
動画の内容は文章でもここから下にまとめておりますので、こちらもご覧ください。

お客さまの声

まず、実際のお客さまの声を紹介していきます。

奥様の声

これまで入っていた保険のアドバイザーからは、目に見える医療保険、がん保険しか提案がされなかったし、がん保険に入りたいといったらがんになったら100万円がもらえるがん保険をもってこられるだけでした。私たちが気づいていないリスクを気づかせてくれて、本当に人生が変わりました。100万円のがん保険に入るより、本当に助かった。

ご主人の声

手術をやろうと思ったきっかけは、保険があったことでした。声がいる仕事だったので、その後、仕事ができなくなったら妻が頑張って稼がないといけない状態になるので、手術するのをためらった。保険があったから仕事しなくても家計が困らない選択肢がとれた、それが大きかった。
親も、その後の生活を心配してくれていたが、そんな保険に入っていたと知ったときは、びっくりしていました。

がんで困ることは、がんが原因で収入が減ることです。手術や治療をしても、もとのように働けない人も多くいるので、治療が終わってその先の生活が送れるかが大切です。がんで働けなくなったときに備えることができた保険は、僕の人生を変えてくれた。

保険の見直し

ご相談前の保険は次の内容でした。

≪医療保険≫
●入院:日額5000円
●一定の手術:10万円
●死亡保障:250万円
●保険料:月約10000円

この医療保険に加入している理由を聞くと、「死亡保障が250万円で、保険料の総額が250万円未満なので実質タダで医療保険に入れるから」とのことでした。

≪貯蓄保険≫
●死亡保障:600万円
●保険料:月約8,000円

この貯蓄保険に入っている理由を聞くと、「ずっと続けていればマイナスにならず損をしないから」とのことでした。

「保険で損をしたくない、得をしたい」と考える人は多いです。ただ、保険は、得をするために入るものではありません。人生が本当に大変なときに、経済的に困らないようにするために活用するのが「保険」です。

この家族にとって大変なときはどういう状態か一緒に考えていきました。家族の家計を支えているご主人が亡くなったとき、働けなくなったときに家計が崩壊してしまう状況です。そのため、得をするために入る入り方から、亡くなったとき、働けなくなったときを重点的にカバーできる入り方に変えました。

保険の見直しについては、下記で詳しく解説しているので参考にしてみてください↓↓↓

【1級FPが解説】生命保険の「見直し」徹底解説

ご相談の上、下記のように保険内容を変更しました。

●医療保険:入院日額3000円、保険料月約3,000円
●働けないことに備える保険:一定条件で65歳まで毎月20万円保障、保険料月約6,000円
●亡くなった時に備える保険:65歳まで毎月20万円保障、保険料月約5,000円
●貯蓄保険:払い済み(払いを止めて、保障を残す方法)、死亡保障400万円

がんになられたときの給付金

加入から数年でがんで手術・入院されたと連絡がきました。
そのときの給付金の総額は8566万円になります。

●医療保険:日額3000円×21日=6.3万円
●働けないことに備える保険:65歳まで毎月20万円受取(総額4080万円)
●亡くなった時に備える保険:高度障害に該当し、65歳まで毎月20万円受取(総額4080万円)
●貯蓄保険:高度障害に該当し、400万円
【合計】約8566万円

今回は、声帯を摘出して話すことができなくなったので、高度障害に該当したため、死亡保障からの給付の対象にもなっています。

もし、以前のままの保険だった場合は約620万円の受け取りでした。

●医療保険:日額5000円×21日=10.5万円、手術10万円
※医療保険の死亡保障は亡くなったときのみで、高度障害での給付はなし
●貯蓄保険:高度障害に該当し、600万円
【合計】約620万円

保険の見直しを真剣に取り組んだことで、約8000万円受け取れる金額が変わっています。

公的な給付

入院(3週間)で、手術(舌、声帯摘出)、抗がん剤治療をおこないました。医療費は約800万円でしたが、高額療養費制度が活用でき、窓口で支払ったお金は約80万円でした。800万円のうち、720万円は健康保険が負担してくれています。

【実質負担した医療費】
●医療費:約60万円
●食事代:約1,000円×21日=21,000円
●差額ベッド代:1日1万円×21日=21万円

また、公的な保障として、下記給付も受けとっています。

●傷病手当金:毎月20万円(1年半限定)
●障害年金:毎月13万円

やはり、日本の公的保険の保険としての機能はすごいですね。

「傷病手当金、障害年金ってなに?」と言う人は、下記にて解説しているので参考にしてみてください↓↓↓

【1級FPが解説】働けなくなるときに備える就業不能保険は必要か?

その後の生活

話すことはできなくなり、これまでしていた声を使う仕事はできなくなりました。公的な保険や民間保険から生活するのに十分なお金が受け取れていたので、手術から約2年は仕事をせず、ご家族で過ごされたようです。

ある日お伺いしたときに「再発の怖さが最初の半年はあったけど、心配して日々過ごすのはもったいない。話せなくても、コミュニケーションはできる。がんになって良かった。今のほうが幸せだと思う。」と言われました。僕は、びっくりして「どうしてですか?」とお聞きすると、「仕事に拘束されない、自由でストレスがない、自由が幸せ」と言われました。


これまで、朝から晩まで仕事づくしで、家族との時間がほとんどない生活だったが、死に直面したことでご自身の人生に向き合い、後悔がない人生にするために心からやりたいことにお金と時間を集中できていて「今を楽しんで生活している」ことが幸せにつながっているようでした。

また、印象的な言葉として、「自分が幸せだと思ったら人にやさしくなれる」とも言われており、奥様からは「穏やかになった」、お子様からは「運転も口調も穏やかになった」、いとこからは「不謹慎だが、うらやましい」と言われているそうです。

話せないメリットとして、「旅行に行っても周りの人が親切にしてくれる。みんな優しい。」と人の温かみを感じるようになったとも言われていました。ただ、これは、話せないからではなく、ご自身が穏やかに変わったからだと僕は思います。僕も長い付き合いですが、以前よりも、穏やかで楽しそうに笑っている時間が長いと感じました。

この出来事での磯山が実感したこと

僕の仕事は、お客様の人生をより豊かにする一生涯のパートナーとして、責任重大な仕事だと改めて実感しました。どう相談するかで、お客様の人生は良いほうにも、悪いほうにも大きく変わります。だからこそ、本気で目の前にいるお客様と向き合わないといけないと心から実感しました。

働けないリスクは、「働けないことなんてそうそうあることではない」とお客様がリスクに感じていないことが多いですが、収入があるから生活できているのであり、収入が途絶えたとき、下がったときに、どう対処するか、お客様と話をしておく必要があると改めて実感しました。

もちろん保険だけでなく、株や債券、不動産などの資産を持つことで働けなくなってもお金が継続的に出てくる仕組みを作る選択肢もあるので、総合的にどういった形で備えておくか、しっかりと話しておく必要があると強く感じました。これからも、一人ひとりのお客様に、本気で向き合っていきたいと思います。

お客様へ

今回、つらい経験を思い返しながら、インタビューに答えてくださり、本当にありがとうございました。どんな状況であれ、ポジティブに今を楽しく生きている姿を見ると、いつも元気になれます。

この度は磯山FP事務所にご相談くださり本当にありがとうございました。これからも一緒に理想の生活に向けて実践していきましょう!

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1級FP技能士
磯山裕樹

立命館大学を卒業後、旅行会社に就職。連日の出張や残業による仕事中心の生活から家族の時間を作るため、自分で自由に時間を決められる働き方を求め外資系保険会社に転職。総額200万円を投資して徹底的にお金に関する学びを追求。その結果、富裕層ではなく、かつての私と同じ悩みを持つ子育て世代にこそ自身が体感したサービスが必要だと考え、磯山FP事務所を開業。これまで、100世帯の家計管理に携わり、家計改善成功率100%、継続顧問サービス継続率100%の実績がある。単にお金を増やすだけでなく、「豊かに幸せに生活できる家計」を実現すべく日々奔走中。

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