僕がこれまで200冊以上のお金に関する本を読んできた中で、「この本を読んで人生が変わった!」「お客様にも読んでもらいたい!」「自分の子供にも読んでほしい!」と思える本をいくつかご紹介します。
今回は、お金の本を200冊以上読んだお金の専門家が選ぶ「絶対読むべきお金の本」第3位を発表します!
エリック・ジョーゲンソンさんが書かれた「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」です。
全米ベストセラー&28か国刊行の本なので、読んだことがある方も多いのではないでしょうか?
読んでいない方は、今すぐ読むべきです!
1,870円でお金の「考え方」に対する概念が変わります!
本に書かれていた内容で、僕が特に印象に残っている7項目について、僕の考えや行動を踏まえて、お金のプロ目線でお伝えしていきます。
●富とは「寝ている間も稼いでくれる資産」
●時間の切り売りでは富はやってこない
●お金持ちが幸福とは限らない
●幸せになるには、幸せになると心に決めて、幸せになる習慣に変える
●自分は幸福な人間だと、友人に宣言する
●「時間がない」=「それは優先事項じゃない」
●対等に扱えない人とも、対等に扱ってくれない人ともつきあわない
YOUTUBEで全てを語っておりますので、是非ご覧ください。
動画は13分の長さがありますが、非常に濃い内容ですのであっという間に見ることができます。
動画の内容は文章でもここから下にまとめておりますので、こちらもご覧ください。
目次
富とは「寝ている間も稼いでくれる資産」
富とは、君が寝ている間も稼いでくれる資産だ。
モノを量産する工場やロボットは、富だ。
夜間に稼働して顧客にサービスを提供するコンピュータプログラムは、富だ。
他の資産や他の企業に再投資される銀行預金も、富だ。
※「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」より
FP磯山の考えや行動
本書では富の定義を「寝ている間も稼いでくれる資産」としています。
寝ている間も稼いでくれる資産を考えて見ると、例えば、ブログやYouTubeの広告収入、不動産収入、株式の配当金、債券の利息です。
老後はお金があったら不安がないと思いますか?
実は、お金があっても不安を感じている人はたくさんいます。
それは、お金が減っていく不安です。
1億円あっても、お金が減っていくことは不安に感じるそうです。
なので、僕は老後のお金を貯めるのではなく、老後にお金を生み出してくれる仕組み、まさに老後に寝ている間も稼いでくれる資産を作ることに重点を置いています。
株式や債券を中心とした金融資産、そして老後も仕事ができる人的資産を作っています。
時間の切り売りでは富はやってこない
事業の一部を所有しない限り、経済的自由への道はない
所有権を持たないと、インプットとアウトプットが綿密に連動するんだ。つまり君が投入した時間や労力に比例した報酬しか得られない。給料制で働く人のほとんどは、時間を売ってその対価として報酬を得ている。時給が高い弁護士や医者でもそうだ。
所有権を持たなければ、寝ている間は稼げない。引退後は稼げない。休暇中は稼げない。働いた時間に比例した、線形的な稼ぎしか得られないんだ。
※「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」より
FP磯山の考えや行動
僕自身、会社員を辞めた理由の一つが、所有権がないことです。
旅行会社時代、少ない時間で大きな成果を出そうと必死に工夫し、努力しました。その結果、お客様も満足し、自身の成果も高くなりました。しかし、給料は、会社で営業成績NO1になった時ですら、「金一封10万円」しか上がらなかったのです。
その時はなんでこんなに頑張って会社に貢献しているのに、給料が上がらないんだと思っていましたが、今考えると当たり前ですよね。会社の利益は株主のもので、社員のものではないからです。株主は所有権を持っています。だから、利益は株主に行きます。
だからこそ、僕は自分で自分の会社を所有(起業)することにしました。事業の利益は、直で僕に渡ります。そのお金を使って、未来のビジネスにお金を投資する判断も自分でできます。
起業をする以外にも、株式を購入することで、所有権を得ることができます。
例えば、テスラの株を買えば、テスラのオーナー(所有権)になり、テスラの成長の利益の一部をみなさんの家庭にもたらしてくれます。
お金持ちが幸福とは限らない
お金があれば、物質世界での自由を買える。お金を手に入れたら幸福になるわけじゃないし、健康問題が解決するわけでも、家庭が円満になるわけでも、体力がつくわけでも、心が平安になるわけでもない。
お金を使ってできるのは、お金の問題を解決することだ。お金があれば幸福を妨げる物事を多少は取り除けるが、だからといって幸福になれるわけじゃない。大金持ちだが不幸な人はたくさんいるね。
※「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」より
FP磯山の考えや行動
お金持ちの中に幸せな人もいますが、お金持ちでも幸せではない人がいます。
お金持ちが必ずしも幸せとは限らないということですね。
僕は、お金を持っている人が幸せではなく、お金を自分の「幸せ」に使えている人が幸せだと考えています。
何となくお金を使っている方が大半だと思います。
何にお金を使ったら、自分や家族が「幸せ」と感じるのか、まず、自分の幸せ、家族の幸せは何かに気づくことが大切だと思います。
僕の幸せは、家族旅行に行くこと、子供が習い事を頑張っているなど、家族が笑顔で楽しく過ごせていることです。なので、家族の笑顔にたくさんお金を使っています。
幸せになるには、幸せになると心に決めて、幸せになる習慣に変える
もっと幸福な人間になると心に決めて、自分の生活を見直して、軽率な悪い習慣をよい習慣に置き換えていこう。
年を取るにつれて幸福になっていくかいかないかは、身につけた習慣によって決まるんだ。
短期的な幸福よりも長期的な幸福を高める習慣は身につけているか?
ポジティブで明るい人をまわりに集めているか?
人間関係は手がかからないか、つまり、ねたまずに称賛し尊敬できる人たちとつきあっているか?
お金であれ、人間関係、愛情、健康、習慣など何であれ、人生の利益はすべて複利で増えるんだ。だから、一生一緒にいると分かっている人としか一緒にいたくない。長期的利益が得られるとわかっていることにしか取り組みたくない。
※「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」より
FP磯山の考えや行動
幸せになるには、幸せになると心に決めて、幸せになる習慣に変えていくことが必要だと思います。
「幸せになりないな~」では何も変わりません。
「幸せになる」と決めて、習慣を変える必要があります。
特に、付き合う人は重要だと思います。
僕はよく「人間関係がドライだね」と言われます。
僕は、付き合う人が幸せに生活するための重要な要素だと考えているからです。
誰と過ごすかは非常に重要です。なので、幸せな気持ちになれる人のみお付き合いをしています。幸せな気持ちになれない人とは距離をおくことに決めています。
きっぱりとその線引きをしているので、周りの人からはドライと思われているのかもしれません。
僕は、一生一緒にいたいと思う人と長期的なお付き合いがしたいです。
そのために、僕自身が一生一緒にいたいと思われるような人間になれるよう努力していきます。
自分は幸福な人間だと、友人に宣言する
自分は幸福な人間だと、友人に宣言しよう。そうすると、その言葉に合わせて自然に幸福になれる。一貫性バイアスが働いて、自分の行動に一貫性を持たせようとするんだ。それに友人たちも、君が幸福な人間だと思うようになる。
※「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」より
FP磯山の考えや行動
僕は、友人から「最近どう?」と言われたら「幸せよ」と答えるようにしています。
不思議と幸せという言葉を言うと、幸せになります。そして、幸せになるように、言葉と行動に一貫性を持たせようとして、本当に幸せになります。
言葉って不思議ですよね。
さらには、「幸せよ」と答えると、その後、誰かの批判などネガティブな話にならないです。誰かを批判すれば批判するほど、誰かから批判されるし、批判したところで何も変わりません。また、批判する習慣がある人は、その人の悪い面しか見えなくなると思います。
僕は、批判があれば、大切な人なら直接伝えますし、大切でない人なら時間がもったいなので言わないようにしています。
「時間がない」=「それは優先事項じゃない」
「時間がない」というのは、「それは優先事項じゃない」の言い換えだ。本当に考えなくてはならないのは、それを優先すべきなのかどうかだ。最優先事項だと決めたら、何をおいてもやるだろう。
※「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」より
FP磯山の考えや行動
家計相談をしていて、次回までにお願いしたいたことをやってくれていなかった時、「時間がなくてできなった」と言い訳をする人は、家計管理がうまくいかない傾向があります。
当然です。「家計管理する時間がない」=「家計管理がその人にとって優先事項ではない」からです。であれば、いくらアドバイスをしても、本人が本気ではないので、うまくいかない傾向があります。僕の教え方が悪いという指摘もあるかもしれないですが、実際そうかもしれません。本気でない人に本気で教える気になれないからです。
本気で人生を豊かにしたい、そんな強い気持ちを持った方と一緒に人生をより豊かにしていきたいと思っています。
対等に扱えない人とも、対等に扱ってくれない人ともつきあわない
私が信じるのは対等な関係だけだ。序列的な関係は信じない。誰かの上にはいたくないし、誰かの下にもいたくない。対等に扱えない人とも、対等に扱ってくれない人ともつきあいたくない。
※「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」より
FP磯山の考えや行動
僕は、お客様と専門家はパートナーだと思っています。
家を建てる時、庭を作るとき、事業を始める時、何か大きな決断をする時、僕は、その分野の本を数冊読んで、その後専門家に相談をします。
本を数冊読む理由は、基礎を学び、専門家を見極める判断ができるようになるためです。
その後、専門家に相談しながら、実践をしていくのですが、その時に気を付けていることが、「対等な関係」=「パートナー」だと考えることです。
僕自身、お金の専門家として活動していますが、
「お金を払ってやっているんやから・・・」
「後1万円値引きしたら買ってあげる・・・」
こんなお客様にたまに出会うことがあります。
こういう上から目線や過度な値引きをされる方には、専門家の立場として、その人のために尽くしたという気持ちになれません。
お客様は専門家にお金を支払い、専門家はお客様へ価値を提供する。お互い対等な立場だと思います。この対等な立場を理解していない人とは、長続きしないのは目に見えていますね。
僕は、専門家の立場でこのように感じているので、専門家にお願いする時も、常に、対等を意識して、お付き合いしています。
まとめ
お金の本を200冊以上読んだお金の専門家が選ぶ「絶対読むべきお金の本」第3位、エリック・ジョーゲンソンさんが書かれた「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」について、僕が特に印象に残っている7項目についてお伝えしました。
●富とは「寝ている間も稼いでくれる資産」
●時間の切り売りでは富はやってこない
●お金持ちが幸福とは限らない
●幸せになるには、幸せになると心に決めて、幸せになる習慣に変える
●自分は幸福な人間だと、友人に宣言する
●「時間がない」=「それは優先事項じゃない」
●対等に扱えない人とも、対等に扱ってくれない人ともつきあわない
僕の考えや行動を踏まえて、お金のプロ目線でお伝えしましたが、ほんの一部しかお伝えしていませんし、僕の価値観での感想や行動です。
皆さんも読んでいただき、是非感想を教えていただけたら嬉しいです。
「お金の本を読みたいけど、どの本から読んだらいいか?」と悩んでいる方へ、おすすめの本の記事をまとめています。是非参考にしてみてください↓↓↓
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