お金の本を200冊以上読んだ1級FP技能士が選ぶ「絶対読むべきお金の本」第1位

僕がこれまで200冊以上のお金に関する本を読んできた中で、「この本を読んで人生が変わった!」「お客様にも読んでもらいたい!」「自分の子供にも読んでほしい!」と思える本をいくつかご紹介します。

今回は、お金の本を200冊以上読んだお金の専門家が選ぶ「絶対読むべきお金の本」第1位を発表します!

モーガン・ハウセルさんが書かれた「サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット」です。
世界で200万部を超えるベストセラー本なので、読んだことがある方も多いのではないでしょうか?

読んでいない方は、今すぐ読むべきです!
1,870円でお金の「考え方」に対する概念が変わります!

本に書かれていた内容で、僕が特に印象に残っている5項目について、僕の考えや行動を踏まえて、お金のプロ目線でお伝えしていきます。

●ウォーレン・バフェットの成功の要因は時間
●大きなリターンを得ることより、継続できるかで決める
●お金の価値は、「好きな時に、好きな人と、好きなことができる」こと
●最善策(数学的)ではなく、腑に落ちる方法(合理的)を選ぶ
●価値あるものはタダでは得られない

YOUTUBEで全てを語っておりますので、是非ご覧ください。
動画は11分の長さがありますが、非常に濃い内容ですのであっという間に見ることができます。
動画の内容は文章でもここから下にまとめておりますので、こちらもご覧ください。

ウォーレン・バフェットの成功の要因は時間

ウォーレン・バフェットの経済的な成功の秘密は、若い頃に経済的基盤を築き、長期間にわたって投資し続けたことにある。バフェットの投資の技術は優れている。だが、成功の最大の要因は“時間”だった。これが複利の力だ。

バフェットは、投資に熱中するあまり過度の借入をすることはなかった。
14回の不況を経験したが、パニックになって売りに走らなかった。
ビジネス上の評判も落とさなかった。
特定の戦略や世界観、トレンドに固執しなかった。
他人の金にも頼らなかった。
燃え尽きて投資を止めたり引退したりすることもなかった。
バフェットは生き延びた。サバイブしてきた。だから、長期にわたって投資継続できた。

※「サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット」より

FP磯山の考えや行動

バフェットは10歳から約70年投資を継続しています。資産845億ドルのうち、815億ドルは60代半ば以降で増えたお金と本書で書いてあります。

投資でお金を増やすには時間がかかります。
仮に年5%で運用できた場合、現在の100万円は10年後に165万円、30年後に447万円、50年後に1212万円、100年後に1億4688万円になります。
長期になれななるほど複利の力が大きくなります。

バフェットの年利回り22%の投資の技術は確かにすごいが、一番のお金が増えた要因は時間です。10歳から投資をやり続けたことにあるということですね。

「やり続けることって簡単、誰でもできる!」と思った人もいるかもしれませんが、これが意外と難しいです。NISAの平均継続率は約2年というデータが難しさを表しています。
バフェットのようにやり続けるために、正しい知識をもとに、正しく行動することが大切です。

いつも皆様にお伝えしている「何に投資するか」より「どう行動するか」が投資で成功するか失敗するかの分かれ道ということです。

大きなリターンを得ることより、継続できるかで決める

大きなリターンを得ることよりも、経済的に破綻しないことを目指す

パイロットの世界には「この仕事は、膨大な退屈な時間のなかで、ごくまれに訪れる恐ろしい瞬間に対処すること」だという冗談がある。これは投資においても同じだ。投資家として成功するかどうかは、クルーズコントロール状態で悠々と過ごす時間ではなく、恐怖の瞬間にどう対応するかで決まる。天才的な投資家の定義とは「周りの人たちが我を忘れているときに、当たり前の行動を取れる人」なのだ。

※「サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット」より

FP磯山の考えや行動

今、話題のS&P500、全世界株式で投資をしている人がすごく多いです。
僕は「なんでそれを選んでいるのか?」と聞くと、「本やSNSで持っておくだけで年間8~10%の利益を得られると聞いたから」と回答される方が多いです。

2008年のリーマンショックでは、S&P500、全世界株式は約半分に大暴落しています。1,000万円投資していると500万円になるということです。

2008年以降、下落はありますが、大暴落はないです。S&P500、全世界株式は右肩上がりに上がっています。多くの方が、大暴落を忘れています。

今大暴落が起きても、投資は継続できますか?
暴落時でも投資を継続できる準備はできていますか?

お金の価値は、「好きな時に、好きな人と、好きなことができる」こと

人間に幸福感をもたらす信頼性が高い要因は、「人生を自分でコントロールしている」というはっきりとした感覚があることだ。つまり、どんなに高い給料よりも、どんなに大きな家よりも、どんなにステータスのある仕事よりも、「好きなときに、好きな人と、好きなことができる」生活を送れることのほうが、人を幸せにするのである。そして、お金が私たちにもたらす最大の価値がそれだ。お金は、自分の時間をコントロールできるようにしてくれる

※「サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット」より

FP磯山の考えや行動

僕にとって「お金は自分の時間をコントロールできるようになる」この言葉が、お金とは何かを表したもっともしっくりくる言葉です。

僕自身、一定の貯蓄があることで、これまでこのことを実感しております。
●幼い子供が2人いるが、サラリーマンを辞め、自分が心からやりたい起業に挑戦できた
●やりたくない仕事をしなくてよい
●子供に本気でやりたい体験・習い事をやらせてあげられる
●週6で子供の習い事の送迎のため、15時半に仕事を終えられる
●家族と年4回旅行に行ける など

自分で自分の時間を何に使うかを決められることは、幸福感に大きく繋っています。
お金はその道具になります。

最善策(数学的)ではなく、腑に落ちる方法(合理的)を選ぶ

金融学では、計算上で最適な投資戦略を数理的に追及する。だが、人が現実世界で求めているのは、そうでない。人々が求めているのは、夜に安心してぐっすり眠れる、合理的な投資戦略だ。

誰にでも当てはまる有効な方法などはない。あるのは、自分にとって有効な方法だけだ。

お金に関する重要な決断は、表計算ソフトの数字を見たり、教科書の内容に従ったりするだけで行われるものではない。それは多くの場合、家族での食卓で行われる。

ある人に合うものが、別の人に合うとは限らない。だから、お金を管理する方法は、自分に合ったものを見つけなければならない。

※「サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット」より

FP磯山の考えや行動

著者のモーガンさんは住宅を現金で購入しています。

ファイナンスの世界でいえば、低金利で住宅ローンを借りて、余った自己資金を使って株式などでより多くのリターンを出す、これが合理的です。

しかし、モーガンさんは、ローンを組まずに家を所有する、著者にとって安心して毎日を過ごすことを優先して決断しました。その結果、毎月のローンの返済がないことが、長期で資産を最大化することよりも、経済的に自立していることを感じられたと書かれています。

住宅ローンを繰り上げ返済するか、繰り上げ返済をせず資産運用するのかどちらがよいか?
合理的な保障額の保険にするか、もう少しお金を出して少し余分をみるか?
投資に回すお金は合理的には○○万円、心配だからもう少し手元に現金をおいておくか?

ファイナンスの上での合理的な正解と自分の家庭の正解は一致しないかもしれません。
だからこそ、家族の食卓で、自分に合ったものを見つけなければならないのです。

価値あるものはタダでは得られない

お金を増やすうえで生じる代償、すなわち不確実性や疑念、後悔などには、目に見える値札がついていない。これらは支払う価値があるが、罰金(避けるべきペナルティ)ではなく、手数料(支払う価値のある代償で、代わりに素晴らしいものが得られるもの)とみなさなければならない。

※「サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット」より

FP磯山の考えや行動

投資は、始めるのは簡単ですが、継続は難しいです。
投資をすると、ボラティリティ、恐怖、疑念、不確実性、後悔に耐えることなど、いろんな気持ちの揺れが発生します。

理論と実践は全然違います。
投資をされている方は実感がある方もいるかもしれません。

100万円の場合、20%下落すると20万円のブレですが、1,000万円の場合200万円のブレになります。
新聞で、世界的金融危機などの理由で株価が暴落するのではという記事をみて不安になる。

ボラティリティ、恐怖、疑念、不確実性、後悔に耐えた方だけが、投資で利益を得ることができます。

まとめ

お金の本を200冊以上読んだお金の専門家が選ぶ「絶対読むべきお金の本」第1位、モーガン・ハウセルさんが書かれた「サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット」について、僕が特に印象に残っている5項目についてお伝えしました。

●ウォーレン・バフェットの成功の要因は時間
●大きなリターンを得ることより、継続できるかで決める
●お金の価値は、「好きな時に、好きな人と、好きなことができる」こと
●最善策(数学的)ではなく、腑に落ちる方法(合理的)を選ぶ
●価値あるものはタダでは得られない

僕の考えや行動を踏まえて、お金のプロ目線でお伝えしましたが、ほんの一部しかお伝えしていませんし、僕の価値観での感想や行動です。

皆さんも読んでいただき、是非感想を教えていただけたら嬉しいです。

その他のおすすめ本は下記にてお伝えしております。
お金の本を200冊以上読んだ1級FP技能士が選ぶ「絶対読むべきお金の本」

お金の本を200冊以上読んだ1級FP技能士が選ぶ「絶対読むべきお金の本」|まとめ記事

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