【1級FPが解説】ドライブレコーダーは、「自動車保険の特約」でつけることがおすすめ!特約でつけるメリット・デメリットと保険会社の違いをわかりやすく解説

「ドライブレコーダーは買ったほうがいい? 保険会社でサブスクしたほうがいい?」

僕は、保険会社でサブスクしたほうがいいと考えています。今回は、「自動車保険のドライブレコーダー特約のメリット・デメリット」についてお伝えします。

YOUTUBEで全てを語っておりますので、是非ご覧ください。
動画は約7分の長さがありますが、非常に濃い内容ですのであっという間に見ることができます。
動画の内容は文章でもここから下にまとめておりますので、こちらもご覧ください。

ドライブレコーダー特約とは

ドライブレコーダー特約(以下ドライブレコーダーをドラレコと表記)とは、月額850円前後で通信機能付きのドラレコをレンタルする特約です。

ドライブレコーダー特約のデメリット

最大のデメリットは、サブスクなので、ずっとお金がかかり続けることです。1万円くらいで高画質なドラレコを購入できるのに、年間約1万円支払い続ける必要があります。しかし、年間1万円を支払い続けても、僕はドラレコを自動車保険でサブスクしたほうがが良いと考えており、僕自身も購入ではなく、ドラレコ特約を活用しています。

ドライブレコーダー特約のメリット

なぜ、ドラレコを自動車保険でサブスクしたほうががいいのか? それは、通信機能がついているからです。通信機能付きのドラレコをつけることで、事故が起きる確率を減らせる、起きたときに命が助かる確率が上がります。事故が起きたときにお金の面で助かるのが自動車保険の考え方ですが、そもそも事故が起きないようにする、起きても命が助かるようにすることが最も大切だと考えているからです。

ドラレコ特約の4つのメリットについて、お伝えします。

①事故時ドラレコでオペレーターと対話できる

強い衝撃を検知したら自動で保険会社に連絡がいき、ドラレコの通話機能でオペレーターと話をすることができます。必要に応じてレッカー業者、警察、消防などの手配などをしてくれます。

昔、社用車で後ろから玉突きにあったことがあります。そのときに、車のなかから「大丈夫ですか?」と声が聞こえたことにびっくりしたことを覚えています。事故にあうと、気持ちが同様しているなか、その後の対応も含め、専門家からアドバイスをその場でいただけるのはとても助かりました。

保険会社によっては、事故で運転手が気を失った場合に、必要があると判断すれば救急車などを手配してくれるようです。人通りが少ない山奥などで事故になり、気を失っているときに、救急車がきてくれたら命が助かるかもしれません。

強い衝撃を検知しなくても、ドラレコ本体のボタンを押すとオペレーターと通話が可能です。体調の急変、あおり運転などのときに活用できます。

②自動で記録を送信してくれる

事故前後の映像を保険会社に送るのも自動でできるので、事故状況の説明など、手続きが大幅に楽になります。

ドライブレコーダをつけていて、事故時によくあるトラブルとしてSDカードの不具合があります。自身で購入している人はSDカードがきちんと作動しているか日頃から確認なんてしていません。事故後、自分で購入しているドラレコから映像を取り出そうとしても、SDカードの不具合、SDカードの取り外し時に破損、紛失などで事故の証拠の映像が活用できない場合があります。

映像がなければ、どちらが信号無視したか、速度はどうだったか、ウィンカーの有無など、証拠がないので、もめる場合が多いです。きちんと事故時の映像をすぐ送信してくれる機能はすごくありがたいです。

③見守りに活用できる

高齢の両親や免許取り立ての子どもの見守りに使うこともできます。運転中に速度超過や急ブレーキなどの異常行動があったときに、自動的に家族にメールを送るサービスがある保険会社があります。

④事故の確率を下げれる

僕はこれまで東京海上日動と三井住友海上のドラレコを使ったことがあります。エンジンをかけると「昨日の運転は急ブレーキが多かったです。今日は安全運転に気を付けましょう!」など、一言添えてくれます。注意喚起してくれることで、事故の確率を下げれます。

また、三井住友海上のドラレコは前方だけでなく車内もカメラがついているので、眠くなったときに「眠気を検知しました。気を付けましょう!」と言ってくれて、居眠り運転を防げています。僕は目が細いので、眠たくないときも「眠気を検知しました」と言われるので、「眠くないわ」とたまにドラレコに向けてしゃべってしまいます。笑笑

各保険会社ごとの違い

では、どういう基準でドラレコ特約を選択すればよいか? 保険会社ごとの細かい違いはさまざまありますが、大きな部分での違いをお伝えします。全てを網羅することは難しいので、優先順位をつけて選択していきましょう。

費用の違い

650円~850円の月額料金が一般的です。そんなに変わらないので、そこまで気にする必要はないかと思います。

どこを撮るかの違い

カメラが前方だけか、前方と後方、360度の対応の3つに分類されます。

①前方だけのドラレコ(一般的)
②前方と後方(前方だけのドラレコ+別売りのリアカメラを購入して、後ろの映像を連携)
③前方のカメラに車内のインカメラ付き(車内や360度の映像に対応)

そのほかにも細かな違いが各社ありますが、優先順位をつけて決めましょう。

●駐車時エンジンが切れた状態でも映像が残るかどうか
●事故したとき、警備員の駆けつけの有無
●運転特性による保険料の割引の有無
など

まとめ

今回は、「自動車保険のドライブレコーダー特約のメリット・デメリット」についてお伝えしました。

通信機能付きのドラレコをつけることで、事故が起きる確率を減らせる、起きたときに命が助かる確率が上がります。事故が起きたときにお金の面で助かるのが自動車保険の考え方ですが、そもそも事故が起きないようにする、起きても命が助かるようにすることが最も大切です。

次回は、「お得に自動車保険を活用するための8つの秘訣」についてお伝えします↓↓↓

【1級FPが解説】お得に自動車保険を活用するための8つの秘訣

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1級FP技能士
磯山裕樹

立命館大学を卒業後、旅行会社に就職。連日の出張や残業による仕事中心の生活から家族の時間を作るため、自分で自由に時間を決められる働き方を求め外資系保険会社に転職。総額200万円を投資して徹底的にお金に関する学びを追求。その結果、富裕層ではなく、かつての私と同じ悩みを持つ子育て世代にこそ自身が体感したサービスが必要だと考え、磯山FP事務所を開業。“お金が理由で子供の選択肢を狭めない未来”を実現できる子育て世代を増やすべく日々奔走中。

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