【1級FPが解説】自動車保険の特約には、どのようなものがある?自転車事故も補償されるって本当?おすすめの特約をわかりやすく解説

自動車保険の内容は、担当の方にお任せしていて、言われるがまま加入している方が多いと思います。

言いなりでは自分に合っている保険に加入することは難しいです。
少し手間をかけることで、保険料を抑え、自分に合った自動車保険を選択できます。

その具体的な方法について、複数回に分けて解説しています。
順番にご連頂くと理解しやすいです。

今回は、自動車保険の特約の内容と僕の考え方についてお伝えします。
リスク管理の考え方は人それぞれ異なりますので、保険の基本を押さえて、自分で考えて見直しをしていきましょう!

YOUTUBEで全てを語っておりますので、是非ご覧ください。
動画は約10分の長さがありますが、非常に濃い内容ですのであっという間に見ることができます。
動画の内容は文章でもここから下にまとめておりますので、こちらもご覧ください。

特約について

自動車保険には、これまでお話してきた基本的は保障内容の他に特約(オプション)があります。保険会社によって名前や内容が微妙に違ったりしますが、ここでは一般的な内容について、僕が考える「外せない特約」と「必要な方はお好みで検討する特約」に分けてお伝えしていきます。

また、いろんな種類の特約があり、日々新しい特約が出てきますので、ここでは代表的な特約をお伝えしていきます。
今回書いていないものもありますので、特約を検討する際は、担当者に聞いてみてくださいね。

僕が考える外せない特約

まずは、絶対に外せない、付けておいた方がいいと僕が考える特約についてお伝えしますね。

弁護士費用特約

こちらの過失が0、つまり被害者の場合、保険会社は示談交渉ができないことになっています。
例えば、停まっているときに、相手の車が突っ込んできたなど、こちらの過失が0のもらい事故などの場合、相手側から納得のいく示談金が示されないこともあり、賠償金をめぐって争うこともあります。
このように保険会社の示談代行ができない時に、弁護士に示談を依頼する相談費用が支払われるのが弁護士費用特約です。

家族で1人この特約を付けていれば全員利用できますので、例えば、ご夫婦でそれぞれ車を持っている場合、どちらかにだけこの特約を付ければ大丈夫です。

自動車事故限定と日常生活カバーの2タイプ

自動車事故の時だけのタイプと日常生活もカバーするタイプがあります。

日常生活タイプは、日常生活で物が壊れたり、自分が怪我したりした場合にも利用できます。
例えば、近所トラブルで子供がけがをさせられてもめた場合などです。
離婚相談や相続相談などは怪我もしていないので利用できません。

自動車事故限定の弁護士費用特約だと自転車事故ではでないことに注意です。
例えば、自転車で歩行者を跳ねてしまい、相手は頭蓋骨骨折、自身は鼻骨折して示談交渉でもめてしまった場合などは日常生活もカバーしていないと利用できないですね。

月200~300円の費用負担なので、個人的には日常生活もカバーして加入しておいた方がよいかと思います。保険会社によっては日常生活カバータイプは設定していない保険もあります。

個人賠償責任保険

相手にケガをさせた、人のものを壊したなど、普段の生活で他人に損害を与え賠償責任をおった場合に保障されます。

例えば、自転車で歩行者を引いて怪我させてしまい、治療費の支払いが必要になった場合などです。

保険会社により国内だけ、海外も対応、補償限度額が1億円まで、無制限など設定できることが異なります。
一般的に代理店型の大手保険会社は、国内無制限、海外1~3億円で設定されています。
ダイレクト型では、国内3000万~無制限、海外は対象外で設定されています。

海外でも対象にしたい場合は、代理店型の大手保険会社を選択する必要があります。

自転車保険を義務化している自治体も増えてきていますが、義務化されたのは自転車で人にぶつかって相手にケガをさせたなど自分が被害を与えたときの損害賠償ができる個人賠償責任保険です。
自転車保険については過去のブログで解説していますので、詳しく知りたい方は下記よりご覧ください。

【1級FPが解説】岡山市は自転車保険義務付けがありますが、何に加入したら良い?

個人賠償責任保険は、一家に一つで家族全員が守られます。
お子様がおられる家庭は、この保険を加入されている方も多いかとは思いますが、ご両親のうち一人が加入していれば、お子様自体には必要ないので注意しましょう。

ファミリーバイク特約

自分や家族が乗る原付のための保険です。
単独で原付の保険に加入するより安く加入できますので、自分や家族が原付を乗る場合は自動車保険で加入しましょう。

ドライブレコーダー特約

月額850円前後で通信機能付きのドライブレコーダーをレンタルする特約を設けている保険会社もあります。

ドライブレコーダー特約については、下記ブログで詳しくお伝えしています。

【1級FPが解説】ドライブレコーダーは、「自動車保険の特約」でつけることがおすすめ!特約でつけるメリット・デメリットと保険会社の違いをわかりやすく解説

必要な方はお好みで検討する特約

ここからは、僕はつけてはいないですが、必要だと思う方はあってもよいかと思う特約についてお伝えしてきますね。

代車特約

事故などで車を修理に出している時に、代車にかかる費用を補償する特約です。

期間(何日間借りれるか)、条件(保険会社によっては自損事故の場合でないなど)など保険会社ごとで内容が違います。
1日当たり定額で支払われるタイプと実損で支払われるタイプがあります。
定額の場合、例えば、1日5000円のレンタカーを最大30日まで保障するなどです。
レンタカー費用の目安は、軽自動車は1日5000円、プリウスは1日7000円程度ですね。

この保障を使う場合の注意事項は、レッカー搬送で代車を利用した場合のみ保障される場合があることです。自分で修理工場へ持っていく場合は費用が出ないこともあるので、保険会社に確認しておきましょう。最近では、事故の場合はレッカー搬送されなくても代車特約が使えるようになってきています。

付けておいてもいい人

●通勤や送迎などで毎日車を利用する
●交通の便が悪く、公共の交通機関で代用できない

付けなくてもいい人

●車を頻繁に乗らない
●いざという時に家族や知人に借りるなど使える車がある。公共の交通機関で代用できる
●代車を無料で貸してくれるいきつけの車の修理工場がある方

車内携行品特約 

 
車内やトランクに置いてあった荷物が壊れたり、盗難にあった場合の保障です。
カーナビ、カーステレオなどは車両保険から支払いがありますが、鞄・ラケット・ゴルフなど携行品は車両保険から支払いは無いです。
すごい高級なものを車内に置いている人で心配であれば活用してもよいかもしれません。

まとめ

今回は、民間保険の特約の内容と僕の考え方についてお伝えしました。

たくさんの特約がありますが、全部つけていくと保険料がどんどん上がっていきます。
リスク管理の考え方は人それぞれ異なりますので、保険の基本を押さえて、自分で考えて見直しをしていきましょう!

その他の自動車保険の見直しの具体的な方法については、下記にまとめておりますので、是非ご覧いただき、実践してみてください↓↓↓

【1級FPが解説】自動車保険を徹底解説!補償内容・条件・比較方法

※本サイトは情報の提供のみを目的として作成されたものであり、個別の金融商品の勧誘を目的としたものではありません。本サイトの情報は、当社において信頼できると考える情報源に基づいて作成していますが、その情報の正確性、信頼性について保証するものではありません。


1級FP技能士
磯山裕樹

立命館大学を卒業後、旅行会社に就職。連日の出張や残業による仕事中心の生活から家族の時間を作るため、自分で自由に時間を決められる働き方を求め外資系保険会社に転職。総額200万円を投資して徹底的にお金に関する学びを追求。その結果、富裕層ではなく、かつての私と同じ悩みを持つ子育て世代にこそ自身が体感したサービスが必要だと考え、磯山FP事務所を開業。“お金が理由で子供の選択肢を狭めない未来”を実現できる子育て世代を増やすべく日々奔走中。

詳しいプロフィールはこちらをクリック

【家計の見直し無料動画講座】

頑張る節約に頼らない!家計見直しの「発想法」と「実践法」についての無料動画講座です。
お気軽にご視聴ください。

家計の見直し無料動画講座

【3大特典!公式ラインご登録】
特典①頑張る節約に頼らない!年間30万円手取りを増やす家計見直し「無料動画講座」
特典②家計のどこを見直せばよいかが分かる「家計の見直しチェックシート」
特典③定期的に「年間30万円手取りを増やすための」お金に関する最新情報のお届け

登録は以下をタップ↓

本ブログに関してご意見ご質問がございましたら、お気軽にこの下のコメント欄よりお聞かせください。

関連記事

RELATED POST

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


継続フォローサービス利用者専用記事

世界20か国・1000のホテルを経験した「元旅行会社×1級FP」の家族旅行|また行きたいホテルや観光地を厳選して紹介

教育費の貯め方を徹底解説!いつまでに、いくら、どうやって貯めるかの考え方と実践方法

老後資金の貯め方を徹底解説!いつまでに、いくら、どうやって貯めるかの考え方と実践方法

住宅ローンを徹底解説!借入額・金利・ローン控除・団信・比較方法・借り換えの考え方

NISAを徹底解説!制度の概要・メリット・デメリット・活用法

iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)を徹底解説!制度の概要・メリット・デメリット・活用法

生命保険を徹底解説!必要か判断する考え方・補償内容・比較方法

携帯の乗り換えを徹底解説!格安と大手キャリアの比較・携帯会社の選び方・注意点・おすすめの携帯プラン

個人ができる節税対策を徹底解説!保険・iDeCo・ふるさと納税・医療費・住宅ローン・扶養の「控除」

火災保険を徹底解説!補償内容・条件・比較方法

自動車保険を徹底解説!補償内容・条件・比較方法

ポイ活を徹底解説|ストレスなく、手間と時間をかけず、楽しく!

お金本を200冊読んだ1級FPが厳選!人生が劇的に変わる本を解説

PAGE TOP
MENU
無料動画セミナー

お問い合わせは下記「お問合せページ」よりお願いいたします↓↓↓