老後資金を貯めるなら日本で一番有利制度iDeCo(イデコ)について分かりやすく解説します。
今回は、「iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)の拠出できる掛金の上限は職業と会社の退職金制度で決まる!会社員・自営業・公務員別にわかりやすく解説」についてお伝えします。
iDeCoの記事はシリーズ化しています。順番に読み進んでいただくと、「iDeCoってお得と聞くが、私はした方がいいのか?」と悩んでいる方が、やるべきなのか、やらない方がいいのかを判断できるようになります。↓↓↓
YOUTUBEで全てを語っておりますので、是非ご覧ください。
動画は約8分の長さがありますが、非常に濃い内容ですのであっという間に見ることができます。
動画の内容は文章でもここから下にまとめておりますので、こちらもご覧ください。
iDeCoって何?
iDeCoを一言で言うと「日本で一番有利に老後のお金を貯蓄ができ、自分年金を作れる制度」です。
ポイントは、老後のお金を準備する目的の制度ですので、原則60歳まで引き出すことができないことです。
その代わりにiDeCoを利用して老後資金を自分で準備している方には税制上の優遇措置があります!
拠出する掛け金の上限
掛金は最低5000円から1000円単位です。
掛金は年に1回変更でき、掛金の支払い額を月ごとに指定可能です。
掛金を拠出した月ごとで手数料105円が徴収されますので、例えば毎月拠出する場合は105円×12か月で1,260円になります。
年1回まとめて拠出すれば手数料は105円となり、1155円変わってきます。
拠出できる掛金の上限は職業、会社の退職金制度で決まる
拠出できる掛金の上限は職業、会社の退職金制度により異なります。
4つの区分に分けられています。
①自営業などの第1号被保険者の掛金の上限額は、月々68,000円、年間816,000円です。
②企業の従業員などの第2号被保険者の掛金の上限額は、会社の退職金制度により異なりますので、後ほど解説します。
③公務員などの第2号被保険者の掛金の上限額は、月々12,000円、年間144,000円です。
④第2号被保険者の被扶養配偶者の第3号被保険者の掛金の上限額は、月々23,000円、年間276,000円です。
企業の従業員などの第2号被保険者の掛金の上限額については会社の退職金制度により異なります。
会社の退職金制度には確定給付年金と確定拠出年金などがあります。
確定給付年金と確定拠出年金って何?という方は、下記にて分かりやすく解説しているのでご覧ください。
会社に確定給付年金と確定拠出年金がない方の掛金の上限
会社に確定給付年金と確定拠出年金がない方の掛金の上限額は、月々23,000円、年間276,000円です。
会社に確定給付年金と確定拠出年金がある方は下記2つの条件を上限に併用することができます。
①iDeCoとして決められている上限額以下
②企業型確定拠出年金の会社掛金とiDeCoの掛金の合計が、企業型確定拠出年金の上限額以下
まず、確定給付年金の有無を確認ください。
ない場合は左、ある場合は右を見てください。
次にiDeCoの上限金額、企業型確定拠出年金とiDeCoの掛金の合計の上限金額を確認してください。
企業型確定拠出年金のみ導入している企業
例えば、企業型確定拠出年金のみ導入している企業の場合を考えてみます。
会社掛金が月額1万円の場合、iDeCoは月額2万円までとなります。
会社掛金が月額4万円の場合、iDeCoは月額1.5万円までとなります。
iDeCoの上限は2万円ですが、会社掛金とiDeCoの合計が5.5万円のためですね。
確定給付企業年金を導入している企業の場合
次に、確定給付企業年金を導入している企業の場合を考えてみます。
会社掛金が月額1万円の場合、iDeCoは月額1.2万円までとなります。
会社掛金が月額2万円の場合、iDeCoは月額7500円までとなります。
iDeCoの上限は1.2万円ですが、会社掛金とiDeCoの合計が2.75万円のためですね。
まとめ
今回は、「iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)の拠出できる掛金の上限は職業と会社の退職金制度で決まる!会社員・自営業・公務員別にわかりやすく解説」についてお伝えしました。
iDeCoの掛金は最低5000円から1000円単位で、年に1回変更でき、掛金の支払い額を月ごとに指定可能です。
拠出できる掛金の上限は、職業、会社の退職金制度で決まるので、ご自身がいくらまで拠出できるのか確認しましょう!
iDeCoの記事はシリーズ化しています。順番に読み進んでいただくと、「iDeCoってお得と聞くが、私はした方がいいのか?」と悩んでいる方が、やるべきなのか、やらない方がいいのかを判断できるようになります。↓↓↓
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